プレミア「今冬移籍組」パフォーマンスを英格付け 元ブライトン戦士が“単独最高”「A+」
今冬の移籍組の注目20選手、英メディアが活躍度を評価
イングランド1部プレミアリーグは積極的な補強を展開したチェルシーを筆頭に今年1月の冬の移籍市場で多くの資金を注ぎ込み、選手を獲得した。英紙「デイリー・メール」は今冬の移籍組のなかから注目の20選手のここまでの活躍を評価している。
最も印象的な活躍をしている選手となったのはブライトンからアーセナルへ渡ったベルギー代表MFレアンドロ・トロサールで、評価は単独トップの「A+」。今季序盤にリバプール相手にハットトリックを記録していた28歳はアーセナル加入後も12試合で1得点6アシストをマーク。3月12日に行われた第27節フルハム戦では1試合3アシストも記録するなど出色のパフォーマンスを披露した。サイドと中央のどちらでもプレーできるユーティリティー性も存分に発揮している。
A以上の評価はトロサールのみというなかでそれに次ぐ「B +」が付けられたのは、プレミアリーグ歴代最高額の1億700万ポンド(約172億円)でチェルシーに加入したアルゼンチン代表MFエンソ・フェルナンデスとアルゼンチンのラシン・クラブから残留争い中のサウサンプトンに渡ったMFカルロス・アルカラス、フランス1部ロリアンからボーンマスへ加入したFWダンゴ・ワッタラの3人だった。いずれも新天地ですぐに定位置を確保している。
チェルシーの目玉補強の1人だったポルトガル代表FWジョアン・フェリックスはここまでリーグ戦7試合で2得点とまずまずの活躍を見せている一方で、デビュー戦での退場処分から3試合出場停止というミソがついたことで評価は「B-」に。カタール・ワールドカップでの活躍を受けてリバプールへの移籍が決まったオランダ代表FWコーディ・ガクポは移籍直後こそなかなか得点が決まらずに苦しんだが、直近6試合で4得点と調子は右肩上がりで「B」評価となった。
ここまでは期待外れで「D」評価となったのは、チェルシーが獲得したウクライナ代表FWミハイロ・ムドリク、マンチェスター・ユナイテッドがバーンリーからレンタルで獲得したオランダ代表FWボウト・ベグホルストら6選手だった。
ムドリクはデビュー戦で自慢のスピードを披露して期待感を高めたが、それ以降は目立ったインパクトを残せていない。チェルシーとしてはアーセナルとの争奪戦を制して獲得した期待の戦力だったが、そのアーセナルではトロサールが躍動している。ウインガーの補強では両クラブで明暗がくっきりと分かれていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)