三笘のドリブルは「テン・ハフが求めるスキルだ」 マンU興味の日本人アタッカーに英メディア注目
ユナイテッドからスカウト派遣の報道も
イングランド1部ブライトンの日本代表MF三笘薫は同1部の名門マンチェスター・ユナイテッドからの関心が伝えられている。
今季ブライトンで印象的な活躍を見せる三笘に関して、すでに英1部アーセナルやマンチェスター・シティといったビッグクラブ移籍の噂が流れている。一方で、ブライトンはクラブ歴代最高額の年俸を準備して契約延長に動いているとの報道も。さらに英国メディアによれば、ユナイテッドも三笘の獲得に向けて動いており、すでにスカウトを何度も派遣していると報じられていた。
英ラジオ局「talkSPORT」は三笘が“赤い悪魔”の補強ターゲットになっていることを伝えたうえで、大学時代に研究して身につけた理論に基づく三笘のドリブル能力はエリック・テン・ハフ監督が求めるものに合致していると指摘している。
「三笘が発見したのはアタッカーが走っている時に頭を上げていれば、ボディフェイントをかけて、DFを混乱させることができるということ。特に今シーズンのエバートン戦(第19節)でネイサン・パターソンとコナー・コーディをかわして得点した時にはその効果が顕著にあらわれていた。どちらのDFもブライトンの天才に対応することができず、ジョーダン・ピックフォードを破るシュートを打つ前に置き去りにされた。それこそがエリック・テン・ハフがフォワードたちに求めるスキルだ」
今のユナイテッドには、ブラジル代表FWアントニーという優れたドリブラーがいるが、このレフティーのドリブルは「データと分析によって身につけられた」三笘のドリブルと比べると「本能に依存したもの」だと記事では伝えられている。
現時点では具体的なオファーなどは明らかになっていないが、これだけ多くの関心が報じられている以上、夏の移籍マーケットで三笘が注目の存在となることは間違いないだろう。昨年のカタール・ワールドカップ(W杯)と初挑戦のプレミアリーグで株を一気に上げた三笘から目が離せない。
(FOOTBALL ZONE編集部)