三笘薫、ブライトンで躍動も冷静な自己分析 「めちゃくちゃ調子が良いわけではない」と語った真意とは?
日本代表に合流し、キリンチャレンジカップに向け汗を流す
森保一監督率いる日本代表は、キリンチャレンジカップ2023(ウルグアイ代表戦/24日、コロンビア代表戦/28日)に向けたトレーニングキャンプを実施中だ。すでにチームに合流しているMF三笘薫が取材陣の前で、今シーズンブライトンで好調を維持できている要因を語った。
三笘はブライトンで公式戦27試合9ゴール6アシストをマーク。カタール・ワールドカップ(W杯)後に限って言えば、16試合中11試合で得点に絡むという高い貢献度を示している。
そんな三笘は、自身を冷静に自己分析しているようだ。「自分のパフォーマンスが悪くても結果が出ている試合もあるので、良い印象の人もいるかもしれないけど、僕自身はめちゃくちゃ調子が良いわけではない。コンスタントにプレーできているし結果も残せているけど、チームの恩恵を受けているという印象」とチーム力に助けられている部分も明かしている。
また最近は自身へのマークが厳しく、逆サイドでの攻撃が多くなっている現状について「戦術上、なるべく高い位置を取って裏のスペースを狙うところがある。左センターバックも右利きなので下がらないとボールも出にくい。戦術的なところでやることも変わるので」と割り切ってプレーしていると話した。
そのうえで、スタメンで出続けている現状に「結果が出なければ外される可能性はあるけど、結果が出ることが多いのでコンスタントに出られているのはいいこと」とポジティブに捉えている。「右サイドの脅威もあるので、左でそこまで突破しなくても中に入ってゴールを稼げている。チームに助けられている」と感謝を述べた。
カタールW杯後、怪我の少ないコンディションの良さについては「毎試合怪我も出てくるけどつなぎながらやっているので、無傷でやっている感じではない。ベルギーの時より打撲とか小さい負傷は増えたしタックルも深い。運よく大怪我になっていないのはプラス要素」と運の良さも感じているという。
イングランドの地で名を馳せ、再び日本代表に合流した三笘。冷静な視点で自身を見つめることができる25歳は、“第2次森保ジャパン”でもヒーローとなるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)