「ジェズスと同じ」 右膝手術のアーセナル冨安、専門家が内側側副靭帯の負傷と推察「順調に進めば6月に…」
今季残り試合は欠場とアーセナル発表
イングランド1部アーセナルの日本代表DF冨安健洋は現地時間3月21日、ロンドンで右膝の手術を受け、今季残り試合を欠場することが発表された。怪我の詳細は明かされていないが、専門家が冨安の状態を推察している。
冨安は現地時間3月16日に行われたUEFAヨーロッパリーグ(EL)ラウンド16第2戦スポルティング戦でスタメン出場したが、前半5分にスポルティングのポルトガル代表FWフランシスコ・トリンコンへの守備で足を滑らせ、約2分後にピッチに座り込んでしまう。同9分にスタッフと歩いてピッチを退いていた。
右膝に装具をつけ、松葉づえをついて歩く姿が目撃され、3月の日本代表活動も辞退していたなか、アーセナルは「冨安が右膝に大きな怪我をしたことを確認した」として、21日にロンドン市内の病院で手術を実施したことを発表した。
アーセナルから怪我の詳細は明らかになっていないが、スポーツサイト「3CB Performance」を運営する理学療法、フィットネスコーチのライパル・ブラール医師は、公式YouTubeチャンネルで怪我の状態を推察している。
「アーセナル冨安はピッチで滑って倒れて負傷した。右膝が内側に向けて倒れて痛むというメカニズムに基づくと、内側側副靭帯(MCL)の負傷の可能性が最も高い。さらにチームが本日手術を受けたことを報告した。これは(ブラジル代表FWガブリエウ・)ジェズスが受けたものと同じである。また、グレード3の損傷があった可能性があることを意味する。ジェズスは3か月弱で戻って来たので、リハビリがすべて順調に進めば6月中旬に戻ってくる。いくつかのいいニュースは、MCLは強力な血液供給により早く治癒し、手術後の経過は非常に良好であり、ノックオン効果(2次負傷)も少ないことだ」
いずれにしても、多くの人々が冨安の早期回復を願っているのは間違いない。
(FOOTBALL ZONE編集部)