今季初先発のミラン本田が1失点目につながる致命的ミス モンテッラ監督「私の責任だ」
敵地でジェノアに0-3と完敗 前節からの右サイド“二枚替え”をミスと認める
日本代表FW本田圭佑が所属するACミランは、現地時間25日の敵地ジェノア戦で0-3の大敗を喫した。本田はリーグ第10節にして今季初スタメンのチャンスを掴んだが、前半10分の1失点目の場面でミスを犯し、チームが退場者を出した後の後半17分で交代となった。ヴィンチェンツォ・モンテッラ監督は、試合後の記者会見で本田とアンドレア・ポーリの起用について「私の責任だ」と言及している。ミラン専門のニュースサイト「milannews.it」が報じている。
22日に首位ユベントスを本拠地で撃破してから中2日のゲームで、モンテッラ監督は右サイドに変更を加えた。右サイドバックにポーリを起用し、右ウイングに本田を配置。しかし、それが効果的だったとは言い難かった。
前半10分、ジェノアの右サイドでMFトマス・リンコンがボールを持つと、ミランは最終ラインを上げたが、ファーサイドのカバーに戻っていた本田が取り残された。その結果、オンサイドになったFWニコラ・ニンコビッチへのクロスが通り、ヘディングで押し込まれてしまう。リプレイ映像でも、オフサイドラインの表示が取り残された本田の位置になったことがはっきりと示された。
モンテッラ監督は「チームに変化を与え、そして敗戦した。それは私の責任だ。ジェノアはいくつかの良さのなかで、サイドの連動性を武器にして、彼ら(本田とポーリ)のサイドを攻め込んできた。彼らは(前のゲームからの)我々の変更点をうまく利用した。起用に後悔はないが、考えた末の結論だった」と、本田とポーリのサイドが劣勢に陥ったことを認め、2人を起用した自分の責任だと話した。
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