最終診断待ちのアーセナル冨安、“今季絶望”の可能性に英記者が複雑胸中 「本当に苛立たしい」

アーセナルの日本代表DF冨安健洋【写真:Getty Images】
アーセナルの日本代表DF冨安健洋【写真:Getty Images】

ELスポルティング戦で右膝を負傷

 イングランド1部アーセナルの日本代表DF冨安健洋は、現地時間3月16日に行われたUEFAヨーロッパリーグ(EL)ラウンド16第2戦スポルティング戦で右膝を負傷した。日本代表の3月シリーズも不参加となったなか、英紙「イブニング・スタンダード」は「今シーズンに再びプレーできるかは不透明なまま」と伝えている。

 ELスポルティング戦でスタメン出場した冨安だったが、前半5分にスポルティングのポルトガル代表FWフランシスコ・トリンコンへの守備で足を滑らせ、約2分後にピッチに座り込む。同9分にスタッフと歩いてピッチを退いていた。

 3月18日には、日本サッカー協会(JFA)から怪我により3月の日本代表活動が発表され、翌19日に行われたプレミアリーグ第28節クリスタル・パレス戦後、ミケル・アルテタ監督は冨安の状態について「(怪我がどれだけひどいかは)まだ分からない。ドクターが判断することになる。一度診断したが、明日もう一回評価する。良くないのは確かだ。彼は誇張するような人間ではないので、深刻であることは分かっている」と語っていた。

「イブニング・スタンダード」紙によれば、冨安は「膝に装具と、松葉づえを使っていた」状態でクリスタル・パレス戦の会場を訪れていたというが、「冨安の怪我については多くの懸念がある」「月曜日に評価される予定だが、日本代表の活動を辞退していて、今シーズン再びプレーできるかどうかは不透明なままだ」としている。

 また、英メディア「フットボール・ロンドン」のトム・カントン記者はYouTubeチャンネル「The Gooner Talk」で「冨安が残りのシーズンを欠場する可能性があることは、本当に苛立たしい。最終的な診断を待っている状態だが、多くの人が恐れているほど深刻ではないことが検査によって明らかになるかもしれない」と見解を述べていた。

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