今季限りで退任濃厚のコンテ監督、痛烈チーム批判で今週中にも解任の可能性と海外報道
サウサンプトン戦の引き分けが引き金に
イングランド1部トッテナムを率いるアントニオ・コンテ監督が、今週中にも解任される可能性が高まっているという。英紙「テレグラフ」や、イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」が報じている。
コンテ監督は現地時間3月18日のプレミアリーグ第28節サウサンプトン戦で3-3の引き分けに終わったあと、「これが20年間も勝てないトッテナムのストーリーだ」「プレッシャーから逃げ回る選手たち」などと、痛烈な批判を展開。すでに今季終了時に迎える契約満了から契約更新をしない意向が明らかになっているなかでの出来事だった。
クラブ側も選手たちからの求心力を失ったコンテ監督の解任を具体的に検討するに至り、今週中にもその決断がされる可能性が高まっているという。後任にはトーマス・トゥヘル氏、ブレンダン・ロジャース氏、マウリシオ・ポチェッティーノ氏といったプレミアリーグで実績のある指揮官たちの名前が出ているほか、ルイス・エンリケ氏やジネディーヌ・ジダン氏の名前も報じられている。
リーグ戦では3位グループの中で来季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権を争っている状況にあるトッテナムだが、指揮官交代によってチーム周辺に漂うネガティブなムードの払拭に動くのだろうか。そしてコンテ監督は、常に周囲との対立関係を生んでしまう悪癖をまたしても露呈してしまった。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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