第2次森保ジャパン始動! 初招集のバングーナガンデ、先発争いへ名乗り「ポジションを取る」
ベテラン勢不在のSB、初招集のDFバングーナガンデ佳史扶が意気込み
森保一監督率いる日本代表は3月20日、高円宮記念JFA夢フィールドでキリンチャレンジカップ2023に向けたトレーニングキャンプをスタートさせた。カタール・ワールドカップ(W杯)以来、初の代表活動となったトレーニング初日は、抽選に当たった大人と子供の約600人が見守るなかで行われ、16人の選手たちが汗を流した。
【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから
カタールW杯後、初の強化試合(ウルグアイ代表戦/24日、コロンビア代表戦/28日)に向け、森保ジャパンは大幅な若返りを図った。ポイントの1つは、DF長友佑都(FC東京)、DF酒井宏樹(浦和レッズ)、DF山根視来(川崎フロンターレ)のカタールW杯出場組が招集されなかったサイドバック(SB)だろう。
ベテラン勢に代わる新戦力として期待が懸かる1人が、パリ五輪世代でもあるDFバングーナガンデ佳史扶(FC東京)だ。初のフル代表招集について、ガーナ人の父を持つレフティーは「緊張しているけど、声を掛けてもらってすごく良い雰囲気でトレーニングができた。チャンスがあるから選ばれていると思うので、ポジションを取る意気込みでやりたい」と語った。
FC東京で「日頃から刺激をもらっている」存在というベテラン長友が不在となるなかでの招集は、自身にとって今後の代表活動に向けたアピールの場となる。初々しさを覗かせる21歳のSBは「僕自身、まだ結果を残せていないので、ここで結果を残せる選手になりたい」と意気込みつつ「トレーニングをしていた先輩とは全員と話せた。板倉くんとは『どこ住んでいるの?』とか(笑)」と、積極的にコミュニケーションをとっていることも明かした。
左SBでプレーすることになれば、MF三笘薫(ブライトン)と縦関係になることも予想される。新たなチームメイトたちとのプレーについて「誰と組んでもコミュニケーションが大事だと思うので、しっかりコミュニケーションを取って、自分の良さも組む相手の良さも出せるようにしたい。積極的に自分から伝えていきたい」と展望する。
パリ五輪世代からの飛び級の招集についても、「嬉しいけど、前回の東京五輪のメンバーを見ても、出て活躍したのはそのあとにA代表で活躍するような選手。選ばれただけでなく、(試合に)出て活躍できる選手がパリ五輪に行けると思う」と、同世代でのポジション争いに勝つためにも、このA代表で結果を残すことが重要だと考えていることを明かした。
若い選手たちの台頭が求められるSBだが、FC東京で長友ともポジションを争っている若武者は、キリンチャレンジカップの2試合で第2次森保ジャパンのメンバー争いで爪痕を残せるだろうか。