ミランCEOが途中出場の本田を高評価 「投入直後の本田も良かった」
今季初のベンチスタート
ACミランのアドリアーノ・ガリアーニCEOは、23日のインテルとのダービー戦で後半28分から4-4-2の攻撃的MFで途中出場した日本代表FW本田圭佑について「交代直後は良かった」と限定的に評価した。
ACミラン公式サイトによると、1-1のドローに終わった試合後、強化責任者はこう振り返った。
「われわれはアバーテ、アレックス、モントリーボ、デヨングという重要な4選手を欠いていたが、ラミは非常に良かった。デシリオは成長している。メクセス、サパタ、ボナベントゥーラも、投入直後の本田も良かった」
本田は日本代表での国際親善試合のホンジュラス戦とオーストラリア戦に出場し、長距離移動などの影響も重なって今季公式戦初のベンチスタートとなった。だが、途中出場すると、後半32分に右サイドから鋭く切り込んで左足でシュートを打った。相手守護神ハンダノビッチにセーブされたが、途中出場直後の一撃は評価の対象となったようだ。
一方、CEOが最大限の評価を与えたのは今季新加入で技ありのボレー弾を決めた元フランス代表FWジェレミー・メネズと守護神ディエゴ・ロペスだった。
「メネズは真の一流の選手。ディエゴ・ロペスは偉大なGKだ。足元の技術もいい。冷静なので相手のアタッカーを困難に陥れる。国際的にも重要なゴールの門番で、われわれは失点のダメージを軽減することができた」
先制点を決めたアタッカーと好守を連発した守護神は首脳陣の評価を高めた一方、決定機を外したMFアンドレア・ポーリとイタリア代表FWステファン・エルシャラウィには苦言を呈していた。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images