三笘がダメ押し弾! ブライトンがFA杯ベスト4進出、英4部クラブ相手に5-0の快勝
ドリブルなど見せ場を作り終始チームに貢献
イングランド1部ブライトンは現地時間3月19日、FAカップ(杯)準々決勝で英4部グリムズビー・タウンとベスト4と対戦。日本代表MF三笘薫はスタメン出場し、終盤にダメ押しのチーム5点目を決めて5-0の快勝に貢献している。
三笘はFA杯で3試合に出場し1ゴール2アシストをマーク。4回戦のリバプール戦では終盤に“空中ダブルタッチ弾”で2-1の勝利を手繰り寄せた。リーグ戦でも直近3試合で1ゴール3アシストと大きな役割を果たしている。
迎えたグリムズビー・タウンとの対戦は、早速前半6分に試合が動く。ブライトンが右サイドを押し込む展開から中央のMFモイセス・カイセドがペナルティーエリア外からミドルシュート。そのこぼれ球にFWデニズ・ウンダヴが詰めて先制した。
終始ボールを握るブライトンは前半22分にコンビネーションで左サイドを崩すと、三笘がファーストタッチで相手を置き去りにし惜しいクロスを送る場面も味方に合わず。三笘は守備でも高い強度を示し、ボールを奪われた際も精力的にプレスしていく。
同32分にはMFパスカル・グロスのクロスにドフリーで合わせるも枠に飛ばせず。追加点のチャンスを逃す。それでもその5分後にはクロスにダイレクトボレーで合わせるなど、ゴールの匂いを感じさせる。
エンド変わって迎えた後半6分には、ブライトンの18歳FWエヴァン・ファーガソンが浮き球のパスをペナルティーエリア(PA)内で左足トラップしボールの勢いを吸収。足元に収めて上手くゴールへ流し込んで追加点を奪った。
三笘は同10分、PA内で相手の間を割って入るカットインからシュートを放つも枠の外に外れる。その後ウンダブのスルーパスにマーチが抜け出し、中央を崩し最後は再びファーガソンが押し込むもビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)のチェックの末オフサイドとなった。
同21分には三笘が左サイドで久々にスピードに乗ったドリブルを見せると、相手2人を置き去りに。最後はペナルティーエリア内で倒されるもファウルは取られなかった。
後半25分に18歳ファーガソンがこの日2点目を沈め、さらに同37分にMFソリー・マーチにもゴールが生まれる。すると同45分だった。三笘はPA外で受けたボールをダイレクトで振り抜くと、相手の足に当たってコースが変わりゴールイン。ダメ押しの5点目を決めて5-0の快勝に貢献した。