決定機に“弱い”マンUのイブラ 直近30本のシュートはすべて「不発」と英メディアが糾弾

決定機での得点率はわずか14%と深刻

 そして、さらに深刻なのは決定的なシーンをものにできていないということにある。「オプタ」によれば、ビッグチャンスのミス数でもイブラヒモビッチがリーグトップだという。「ビッグチャンス」の定義は、「選手がまず間違いなく得点を決めると予測されるチャンス」を意味している。具体的に例を挙げると、第8節のリバプール戦(0-0)でMFポール・ポグバのクロスに飛び込み、ゴール前でフリーだったにもかかわらずヘディングをゴール右へ外したシーンや、第9節チェルシー戦(0-4)でDFアントニオ・バレンシアのクロスから放ったヘディングシュートをゴール上へ外したシーンなどが当てはまる。

 ビッグチャンスをモノにした確率はわずか14%。無謀なシュートを多く放っているわけではなく、決定的な場面でも得点を決められていないという結果が明らかとなった。ユナイテッドがプレミアリーグ7位と低迷しているなかで、イブラヒモビッチがチャンスを決めていれば、と悔やまれるようなシーンを連発している。

 主将のFWウェイン・ルーニーも極度の不振で先発落ちとなるなど、ベテラン勢の低調ぶりが顕著なユナイテッド。彼らの復調なくして、名門復活への道も遠いのかもしれない。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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