アーセナル監督、右膝負傷の冨安の状態に言及 「かなり深刻かもしれない」
前半9分で無念の途中交代
イングランド1部アーセナルは、現地時間3月16日に行われたUEFAヨーロッパリーグ(EL)ラウンド16第2戦で、ポルトガル1部スポルティングとホームで対戦し、2戦合計スコア3-3となって延長戦に突入し、それでも決着がつかずPK戦で3-5と敗れて大会から姿を消した。日本代表DF冨安健洋は先発しながら右膝を痛めて前半9分に負傷交代となったが、試合後にミケル・アルテタ監督は「深刻かもしれない」と語ったという。英メディア「フットボール・ロンドン」が伝えた。
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右サイドバック(SB)で先発起用された冨安は前半5分、スポルティングのポルトガル代表FWフランシスコ・トリンコンへの守備で足を滑らせ、その2分後に座り込んで試合が一時中断。同9分にスタッフと歩いてピッチを退き、代わってイングランド代表DFベン・ホワイトが投入された。
アーセナルは先制点を奪った直後の前半21分にもフランス代表DFウィリアン・サリバが負傷交代。1点リードで折り返した後半17分に同点に追い付かれ、2戦合計180分では決着がつかず、延長戦に突入した。
延長前半7分には相手のバックパスをカットしたベルギー代表FWレアンドロ・トロサールがビッグチャンスを迎えるも、相手GKの好守もあってポスト直撃。延長後半12分にもブラジル代表DFガブリエウ・マガリャンイスがヘディングシュートを放ったが、ネットを揺らせなかった。
PK戦ではスポルティングが5人全員成功したのに対し、アーセナルは4人目のブラジル代表FWガブリエウ・マルティネッリが失敗。PKスコア3-5で敗れ、EL敗退となった。
アルテタ監督は試合後、冨安の怪我の状態について問われると「分からない」と前置きしつつ、「彼の反応も踏まえるとかなり深刻かもしれない」と語った。また、サリバに関しても「ウィリーも分からない。違和感があって、プレーを続けられなかった」と語っている。
冨安は英紙「イブニング・スタンダード」のサイモン・コリングス記者らが松葉づえ姿でスタジアムをあとにしたことをレポートしており、状態が気にかかるところだ。