マンUが不調のファン・ペルシーを放出してカバーニとミュラー獲得を画策
不調のエースを放出!?
マンチェスター・ユナイテッド(マンU)は、オランダ代表FWロビン・ファン・ペルシーを放出し、パリ・サンジェルマン(PSG)のウルグアイ代表エディンソン・カバーニとバイエルン・ミュンヘンのドイツ代表MFトーマス・ミュラーの獲得を画策しようとしている。英地元紙「インディペンデント」が報じた。
ファン・ペルシーとマンUの間には、4年間の契約満了を迎えた場合、成果報酬として1000万ポンド(約18億円)が支払われる契約が結ばれているようだ。だが、今季平凡なプレーに終始していることで、クラブ側はカバーニとミュラーへの投資を考慮し始めているというのだ。
オランダ代表FWも、自身のパフォーマンスが低下していることを認めている。
「9試合3ゴールは十分ではない。チェルシー戦での絶好機に、私は3つのオプションを持っていた。チップキック。周囲を使う。そして、キーパーに向かって真っすぐ力強いシュートを打つ。結局、私は最もセーフティーな最後の選択肢を選んだ。しかし、もしも私に自信が備わっていたら、チップキックを選択していただろう。私は、もう一度自分の直観を信じなければならない」
記事で引用されたデータによると、今季リーグ戦で3得点を記録しているのは35人いる。だが、その中でマンUのエースは、シュート数に対してゴール成功率が最も低い13.6%と、不名誉な数値を残している。
ファン・ペルシーには、違約金2400万ポンド(約44億円)に加え、4年間の給料を合わせた6400万ポンド(約118億円)が支払われている。その相当額に見合った働きをしているのか。前取締役のデイビット・ヒル氏を含めたクラブ側は、それを疑問に感じていると伝えられている。プレミアリーグで2度の得点王に輝いたオランダ人ストライカーの周囲がにわかに騒がしくなり始めた。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images