リバプールDFアーノルドの守備に厳しい声

　現地時間3月15日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ（CL）ラウンド16第2戦で、イングランド1部リバプールはスペイン1部レアル・マドリードに0-1で敗れた。失点に関与したイングランド代表DFトレント・アレクサンダー＝アーノルドに英メディアも「ヴィニシウスに対応しきれなかったことが、批判の的となった」と評価に触れている。

　第1戦を2-5の大敗で後がなかったリバプール。第2戦で拮抗した戦いを繰り広げたが、後半33分にレアルFWカリム・ベンゼマに一瞬の隙を突かれ失点。0-1で敗戦し、2戦合計スコア2-6でベスト16敗退が決まった。

　失点シーンでは、相手の縦パスのこぼれ球にリバプールDFアーノルドがマークに付いていたブラジル代表FWヴィニシウスがいち早く反応。倒れながらもアシストを記録した。

　失点場面で守備の軽さを露呈させてしまったアーノルド。英メディア「スポーツ・バイブル」でも「トレント・アレクサンダー＝アーノルド、チャンピオンズリーグ敗退時に2人の選手に料理された」と取り上げている。

　このゲームでは対峙したヴィニシウスのほか、記事では「37歳のルカ・モドリッチもアーノルドを愚弄した瞬間にも多くの人が注目」とクロアチア代表の名手への対応にも悩まされていたことを指摘している。

　クラブOBのジェイミー・キャラガー氏も「競争相手が必要」と右サイドバック（SB）の補強を推奨するなど厳しい声を上げた。また、ノルウェー人の海外ジャーナリストであるジョナス・ギーバー氏も「ヴィニシウスは約72分間、トレント・アレクサンダー＝アーノルドをボロボロにした」と発言している。

　守備の緩さを識者たちから酷評されてしまったアーノルド。今後のチームでの立ち位置や、リバプールの動きにも注目だ。