リバプールDFアーノルドの守備は「十分ではない」 右SBの補強をクラブOBが指摘「劇的に良くなることはない」

リバプールDFアーノルド【写真:ロイター】
リバプールDFアーノルド【写真:ロイター】

右SBを張ってきたアーノルドへキャラガー氏が「競争が必要」と語る

 イングランド1部リバプールは、現地時間3月15日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16第2戦でスペイン1部レアル・マドリードに0-1で敗れ、2試合合計スコア2-6で敗退となった。クラブのOBである元イングランド代表DFジェイミー・キャラガー氏は、右サイドバック(SB)を補強ポイントに挙げた。英紙「メトロ」が報じている。

 ユルゲン・クロップ監督の下で成功したリバプール。その右SBとして、イングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルドは、世界有数の攻撃的右SBとして名を馳せた。

 しかし、彼の守備面については今シーズンも精査されている。レアル戦でも、対面したブラジル代表FWヴィニシウスに決勝ゴールにつながるチャンスメイクを許した。

 この数シーズン、リバプールの右SBでほとんど唯一の選択肢だったアーノルドだが、「今シーズン、彼に起きている守備面での力不足が続いてはいけない。問題は、あのポジションについて本当の競争がないことだ。そして、その理由となっているのは、彼がこれまで素晴らしかったからだ。『誰を買えばいいか』と考える。毎週、プレーさせることがない選手に、いくら使うべきかとなる。リバプールは今、右SBを買いに行かないといけないポイントに来た」とキャラガー氏は指摘する。

「どれだけ良い選手で、いくら払うかはユルゲン・クロップ監督の判断次第だ。とにかく今、彼には競争が必要だ。毎週、毎週、トップレベルの戦いを5年間続けてきた。彼はファンタスティックだし、だから私は誇らしくも思っている」とアーノルドに競争が必要であると語った。

 またアーノルドの問題について、「私たちは全員、彼の守備が十分ではないことを知っている。そして、十分なレベルに達することが来るのかは不明だ。私たちは260試合をプレーした選手の話をしているんだ。ここから劇的に良くなることはないだろう」と、守備面で強いサイドバックの補強の必要性を示唆した。

 CLに敗退したリバプールだが、アーノルドは再び自身の価値を証明することができるだろうか。

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