U-19日本代表、5大会ぶりのU-20W杯出場決定! 東京五輪世代が香川や内田ら”調子乗り世代”以来の扉開く
前後半で2点を奪った日本が安定した試合運びで完勝
U-19日本代表が、この世代で10年ぶりとなる世界の扉を開いた。現地時間24日にAFC U-19アジア選手権準々決勝タジキスタン戦に臨み、エースのFW小川航基(磐田)の先制弾など2得点を挙げる活躍もあり4-0と勝利。2007年以来となる5大会ぶりのU-20ワールドカップ(W杯)出場権を獲得した。
大方の予想では、準々決勝の相手はオーストラリアになるかと思われたが、そのオーストラリア相手にグループリーグ最終節で0-0のスコアレスドローに持ち込んだタジキスタンとなった。その相手に対して内山篤監督はC組最終節カタール戦と全く同じ11人をスタメンに送り出し、決戦の時を迎えた。
戦前の予想通り自陣に守備ブロックを固めてきたタジキスタンに対して、日本は序盤からボールを保持する流れとなった。すると前半8分、エースの小川が早速仕事をする。ハーフウェー付近やや左からのロングボールに反応したヘディングこそ右ポストに当たったものの、こぼれ球を拾ったMF堂安律(G大阪)が再びゴール前にクロスを送ると再び小川が頭でとらえる。気持ちの入った一撃は相手GKの股下を抜けて決まり、1-0と先手を取った。
キックオフ時点の気温が34.7度あり、先制後の日本はボールを回しつつ相手の体力を奪いにいく。すると同19分、前に出てきた相手からボールを奪うとカウンターが発動。MF三好康児(川崎)が左サイドで相手マーカーを俊敏にかわすと、ファーサイドに浮き球パスを送る。そのボールを受けた堂安が左足インフロントで狙うと、鮮やかな軌道を描いたシュートがゴールネット左隅を揺らし、2-0と追加点を叩きこんだ。日本は中盤でのミスも散見されたが、2-0で前半を折り返した。
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