新加入FWホセ・カンテは「新しい血を注入してくれる」 浦和指揮官が寄せる期待とは?

スコルジャ監督が新加入のホセ・カンテについて言及【写真:Getty Images & 轡田哲朗】
スコルジャ監督が新加入のホセ・カンテについて言及【写真:Getty Images & 轡田哲朗】

14日のトレーニング後に、スコルジャ監督が取材対応

 J1浦和レッズのマチェイ・スコルジャ監督は、3月14日のトレーニング後に取材対応を行い、前日に加入が発表された元ギニア代表FWホセ・カンテについて「できるだけ早く見たい」と早期出場に期待。プレーについて「ボールを持って賢いプレーができる」と賛辞を込めた。

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 浦和は3月11日のJ1リーグ第4節でヴィッセル神戸にアウェーで1-0の勝利を収めたのち、2日間がオフ。14日から次節アルビレックス新潟戦に向けた準備をスタートした。そして、その前日にはカンテの獲得が発表されている。2月下旬には来日して、浦和のトレーニング施設を貸し出す形で個人練習を行っていたカンテ。現在は契約の手続きのために一時日本を離れているが、15日のトレーニングから全体練習に合流し、近日中には新加入会見も行われる見込みだ。

 その新戦力についてスコルジャ監督は「彼が新しい血を注入してくれると思う。できるだけ早く見たい。攻撃のパフォーマンスは、まだ十分に良いと言えることろに達していない」と話す。カンテは登録上、今週末の新潟戦から出場が可能になる見込みだ。前線ではオランダ人FWブライアン・リンセンとFW興梠慎三が健在だが、FW髙橋利樹は8日のルヴァンカップ(杯)の湘南ベルマーレ戦での負傷が右ハムストリングの肉離れとされた。それだけに、人数的な部分を鑑みても早期合流が期待される部分もある。

 また、指揮官はプレーの部分について「常にチームのことを考えてプレーができる。スキルもあるが、ボールを持って賢いプレーができる。ゴールだけでなく、アシストも期待している」とコメント。指揮官の母国でもあるポーランドリーグでプレーした経験のある新戦力について、「彼がポーランドでプレーしていた当時、リーグのベストFWの1人だった。そして、性格も大事だ。彼と一緒に仕事をしてきた指導者に聞いても、性格も良くポジティブで、ハードワークするということだった」と、指導者仲間にもリサーチしたことを明かした。

 週末の新潟戦に向けて「より攻撃的にプレーして、多くの決定機を作りたい。まだ、ペナルティーエリア内でナーバスになる姿がある。経験が不足している面もある。慎三以外はリーグ戦で10点を取っていない。そういうところは忍耐強く見ていかなければいけないが、どうすれば彼らをサポートできるのかも考えたい」と、スコルジャ監督は話している。そうした前線での落ち着きや経験、プレーのゆとりをもたらす存在としてカンテがフィットすれば、周囲の選手の得点力も引き出されるのではないかという期待も大きい。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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