川崎から300万ポンドで移籍も市場価値は急騰

　イングランド1部ブライトンの日本代表MF三笘薫は、現地時間3月11日に行われたプレミアリーグ第27節リーズ・ユナイテッド戦（2-2）で前半の先制点をアシストするなど、チームの全得点に絡む働きを見せた。その活躍ぶりに、英メディア「The Athletic」は「このままいけば、すぐに大陸（アジア）の希望を背負うことになるかもしれない」と評価している。

　三笘は今季プレミアリーグ19試合で6得点3アシストをマーク。現地時間3月11日に行われたプレミアリーグ第27節リーズ・ユナイテッド戦（2-2）でも先制点のアシストを記録し、追加点の起点にもなった。

　シーズン終了後以降のステップアップ移籍も噂されるなか、記事では「三笘の強みは広いスペースでのスピードと推進力だけにとどまらない。三笘は身長178センチのわりに空中戦が得意で（プレミアリーグ第15節）ウォルバーハンプトン戦では（初得点となる）ヘディングゴールを決めている」と評価。そして、川崎フロンターレから300万ポンド（約4億8000万円）で獲得した三笘の価値が一気に増しているとした。

　また、ブライトンの同僚であるアルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスターよりも「三笘への関心が高い」と、ファンの熱狂ぶりを伝えている。

「三笘は故郷・日本の旗頭だ。このまま行けば、彼はすぐに大陸（アジア）の希望を背負うことになるかもしれない。英国南東部の地域から4人の中国人学生が、金曜日（3月10日）の午後に三笘にチョコレートの贈り物を渡そうとトレーニング後に姿を現した。ロンドン出身の23歳大学院生のシャン・イ・ヤンさんは『私はアーセナルのファン。三笘のためだけにここにいる。三笘は中国にたくさんのファンがいる。数年後には、（トッテナムの）ソン・フンミンのようなアジアのスターになるでしょう。三笘がいずれチャンピオンズリーグ（CL）の舞台でプレーすることを願っています』と語った」

　三笘の人気は日本だけにとどまらず、中国人ファンをも虜にしてしまっているようだ。