“涙”のカゼミーロへ温かい抱擁 危険タックルで一発退場も「チームメイトに慰められた」
落ち込むカゼミーロを慰めるアントニーに脚光
イングランド1部マンチェスター・ユナイテッドのブラジル代表MFカゼミーロは、現地時間3月12日プレミアリーグ第27節サウサンプトン戦(0-0)の前半に危険タックルで退場となった。この場面で、同胞FWが落ち込むカゼミーロを慰める行動が海外で話題となっている。
スコアレスで迎えた前半33分頃、相手の攻撃場面でサウサンプトンMFカルロス・アルカラスに出されたパスに対しカゼミーロがスライディングタックルを敢行。しかし勢いあまってか、アルカラスのすねに足裏が接触してしまう。
アンソニー・テイラー主審は当初、カゼミーロへの判定をイエローカードにとどめたが、その後ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が介入。オンフィールドレビューで確認したのち、危険なタックルと見なされてレッドカードへ変更された。
英紙「ザ・サン」ではこの判定後のシーンに注目。一発退場となったショックを隠し切れず両手で顔を覆ったカゼミーロに対し、チームメイトで同胞のFWアントニーが肩を抱き慰める行動を取った。
この場面を記事でも紹介し「テイラーは時間をかけずに判定を覆し、カゼミーロを退場にした。恐怖のチャレンジで退場となり、涙を流す。カゼミーロは泣き崩れ、チームメイトに慰められた」と様子を伝えている。
攻守の要を前半で欠いたユナイテッドは、最後まで得点を奪えず0-0のスコアレスドローの結果に。依然プレミアリーグ3位をキープしているが、次節の出場停止が決定的となってしまったカゼミーロの不在は後々響いてくるかもしれない。
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