「恐怖のタックルで退場し、涙を流す」 カゼミーロの“足裏タックル”に英騒然「目に見えて動揺」
前半32分にカゼミーロが危険なタックルで一発退場に
イングランド1部マンチェスター・ユナイテッドは現地時間3月12日、プレミアリーグ第27節でサウサンプトンと対戦し、0-0で引き分けた。ブラジル代表MFカゼミーロの退場処分が試合に大きな影響を及ぼすことになったが、一発退場の判定を受けたスライディングタックルが英メディアで「カゼミーロはアルカラスに対する恐怖のタックルで退場し、涙を流す」「好戦的な選手として知られるカゼミーロだが、今日はやりすぎた」と取り上げられている。
前節のリバプール戦で0-7と歴史的惨敗を喫し、公式戦12試合ぶりの黒星を喫したユナイテッド。リーグ戦における悪い流れをホームゲームで断ち切りたいところだったが、前半32分に痛恨の極みとなる瞬間が訪れる。カウンターを受けている場面で、相手MFカルロス・アルカラスにボールが渡った際、カゼミーロがスライディングタックルを敢行。しかし、勢いづいてしまったためにアルカラスのすねに足裏を突き刺す形の接触となってしまう。
主審は当初イエローカードを提示したが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の介入により、オンフィールドレビューで確認した結果、危険なタックルと見なされてレッドカードへと変更された。カゼミーロは一発退場を命じられた瞬間、両手で顔を覆ってショックを隠し切れず。同僚に励まされながらピッチを後にした。
中盤の中心選手を失ったユナイテッドはサウサンプトンを相手に苦戦を強いられ、試合はそのまま0-0で終了。英紙「ザ・サン」は「カゼミーロはアルカラスに対する恐怖のタックルで退場し、涙を流す」と大々的に取り上げ、英メディア「スポーツ・バイブル」は「ユナイテッドに加入する前までのキャリアで一発退場の経験がなかったブラジル人は、オールド・トラフォードのピッチで取り乱していた」と触れている。
英メディア「GIVE ME SPORT」は「ブラジル人選手は最初はそこまで心配している様には見えなかった。(退場の)決定に対し、目に見えて動揺していた。ピッチ上で涙を流している様にも見えた。好戦的な選手として知られるカゼミーロだが、今日はやりすぎた」と言及している。今季2度目の退場となったカゼミーロは、4試合の出場停止が決定的となっており、ユナイテッドにとっても大打撃となりそうだ。