「僕は日本とは素晴らしいつながりがある」

――アレックスはケガで出場できない。

「残念ながら、違和感がある。大したことはないと思っていたけれど、筋肉の問題だった。彼の代わりをするDFは素晴らしいプレーをしてくれるだろう」

――ダービーは日本でも注目されている。

「知っての通り、僕は日本とは素晴らしいつながりがある。日本人のサポーターはいつも外でユニフォームを持って待っていてくれる。まだ僕がプレーしているかのようにね。2003年、僕の母を横浜に連れて行った時も、僕の周りには愛があふれていた。明日は日本人のファンもいっぱい観てくれて、ミランファンがハッピーになってくれることを祈るよ」

――インテルの長友についてどう思う？

「長友はよく知らないが、選手としてはとてもいい選手だ。本田のように。ピッチでは、日本人は正確さがあって、尊敬の念があると思う」

　インザーギ監督は会見の中で「最後の練習で誰が先発か決める。選手によって先発したほうがいいのか、途中出場がいいのか、決めなければいけない」とも語っている。注目のダービーで日本人対決は実現するのか。指揮官の決断が注目される。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文　text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images