英ウルブス監督VS記者、賭けに負け→会見場での珍シーンが話題 「素晴らしい瞬間」
ロペテギ監督が“ピザ”3箱を抱え記者会見に出席
イングランド1部ウォルバーハンプトンは現地時間3月12日、アウェーでのプレミアリーグ第27節ニューカッスル戦に臨む。この試合に先立って記者会見が行われたなか、ウルブス指揮官の“粋な行動”が話題を呼んでいる。英紙「デイリー・メール」が報じた。
ウォルバーハンプトンは現在、勝ち点「27」(7勝6分13敗)で13位に付けている。とはいえ、降格圏との勝ち点差はわずか「4」のため、今節のニューカッスル戦ではなんとかポイントを持って帰りたいところだ。
そんなウォルバーハンプトンは現地時間3月10日に記者会見を実施し、クラブからはフレン・ロペテギ監督が出席した。ただ、この会見では監督から“サプライズ”が。なんとロペテギ監督はメディアのためにピザ3箱を持ってきたのだ。
「デイリー・メール」紙は、ピザは監督と記者の間で行われた“クリーンシート(失点せずに試合終了を迎えること)を巡る”賭けの結果“と説明。というのも、ウォルバーハンプトンは2月11日のプレミアリーグ第23節サウサンプトン戦から公式戦4試合連続で失点を喫していた。そこで、前節ホームで行われたトッテナム戦(1-0)でクリーンシートを達成できるか記者との間で賭けが行われ、それに負けたロペテギ監督がピザをご馳走したというわけだ。
指揮官の振る舞いを受け、会見に出席したメディア関係者は感激。現地記者のリアム・キーン氏は「今日の会見の素晴らしい瞬間」、スポーツジャーナリストのジェームス・ナーシー氏は「フレン・ロペテギがモリニュー・スタジアムに来てからまだ日は浅いがピッチ内外で大きくポジティブなインパクトを残している」と感謝のツイッター投稿を行っている。
昨年11月5日にウォルバーハンプトンの新指揮官に就任したロペテギ監督。わずか4か月ほどの短い期間にもかかわらず、早くもその親しみやすい人柄で現地メディアと良好な関係を築いているようだ。