ブライトンはリーズに2-2のドロー、三笘は2ゴールに絡む活躍

　イングランド1部ブライトンは現地時間3月11日、プレミアリーグ第27節でリーズ・ユナイテッドと対戦し、2-2と引き分けた。日本代表MF三笘薫は左ウイングで先発出場し、先制点のアシストを記録。追加点の起点にもなった。現地メディアは三笘に対してチーム最高タイの高評価を与え、「彼が違いを生み出していたように映った」と称賛している。

　前節ウェストハム戦（4-0）ではシーズン日本人最多得点記録に並ぶ今季6ゴール目をマークした三笘。前半33分にMFパスカル・グロスの右サイドからのクロスを三笘がヘディングで折り返すと、中央で構えていたアルゼンチン代表MFマック・アリスターが押し込んで、先制点を演出した。しかし、同40分にリーズに同点弾を許してしまう。

　それでも後半16分、三笘がドリブル突破からグラウンダーのクロスを送り込むと、こぼれ球が相手選手に当たる形でゴールネットを揺らした。だが、同33分に再び追い付かれ、試合はそのまま2-2のドローに終わった。三笘は2ゴールに絡む活躍を披露したが、その表情に笑顔はなかった。

　英地元メディア「Sussex Live」は、リーズ戦に出場した選手を10点満点で採点。三笘に対してはチーム最高タイとなる「8点」を与え、「前半はだいぶ大人しかったが、アリスターに対する的確なヘディングの落としで先制点をアシスト。後半は、マッチアップしたルーク・アイリングを黒コゲにしたことで、試合で再び輝きを放った。彼が違いを生み出していたように映った」と評価した。

　チームとしてはトップ4争いに向けて、手痛い足踏みとなったが、それでも三笘は今季リーグ戦で6ゴール3アシストの結果を残し、存在感を高めている。