スタメン落ちでCL敗退…トッテナムFWリシャルリソン、コンテ監督の采配に不満爆発「理解不能だ」
ミランに2戦合計スコア0-1で敗退決定
イングランド1部トッテナムは、現地時間3月8日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16第2戦でイタリア1部ACミランと0-0で引き分け、2戦合計スコア0-1で敗退が決まった。ホームでの第2戦でベンチスタートとなったブラジル代表FWリシャルリソンは、アントニオ・コンテ監督の采配に納得ができないようだ。英紙「メトロ」が報じている。
2戦合計スコアで1点ビハインドのトッテナムだが、ゴールが遠かった。後半32分にはアルゼンチン代表DFクリスティアン・ロメロが2度目の警告を受けて退場となり、数的不利の展開。結局、最後までゴールを挙げられず、ラウンド16で姿を消すことになった。
アントニオ・コンテ監督の采配に、明確な不満を示したのがベンチスタートとなったリシャルリソンだった。CL敗退を受けて「僕たちは、クラブにとって最大の大会から去ることになった。だが、ゴールが必要な状況で、あのようなプレーをしてはいけない。僕たちには前線に人を置かなければいけなかった。特に後半はね。もう話すことはあまりないし、責めても仕方がない。プレミアリーグに集中しないといけない。明日の早くから練習をして、次の試合はノッティンガム・フォレスト戦だ」と、コメントをした。
この試合で先発入りしなかったことについては、「僕も同じように理解できない。いいプレーをしていたし、コンディションも良かった。ウェストハムとチェルシーの2試合に勝利をして、突然、彼は僕をベンチに置いたんだ。ウォルバーハンプトン戦で彼は僕を5分間だけ出場した。理由を聞いたが、彼は教えてくれなかった。昨日、彼は練習場で僕に対してテストをすると言った。上手くいけば起用すると言っていたが、試合になったらベンチに置かれた。こうしたことは理解不能だ」と、不満を露わにした。
「彼は僕に何も説明しなかった。明日、彼が何を言うかを見てみよう。ここにはバカはいない。僕はプロフェッショナルだし、毎日努力している。プレーをしたい。僕にはもっと時間が必要だ。汚い言葉を使って申し訳ないが、今シーズンのようにクソみたいなシーズンでどうして僕が出場時間を得られないんだ。小さな怪我はあったとしても、ピッチに立った時は人生を捧げている。2試合のいい試合があって、特に90分間プレーしたチェルシー戦では勝利も得た。僕はプレーするべきだったが、もう議論している場合じゃない。僕もここに座って泣きわめいてはいられない」
試合後、コンテ監督は「私の契約は6月で切れる。だが、もしかするとシーズン終了前にクビになるかもしれない。どうだろう。クラブは失望しただろう」と、コメントをしていた。この言葉をリシャルリソンは、どのように受け止めただろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)