アーセナル冨安、左SBでの“万能プレー”に英高評価 「堅実」と好パフォーマンス指摘

アーセナルでプレーするDF冨安健洋【写真:Getty Images】
アーセナルでプレーするDF冨安健洋【写真:Getty Images】

ELスポルティング戦で途中出場、左SBで攻守に安定感を顕示

 イングランド1部アーセナルは、3月9日に行われたUEFAヨーロッパリーグ(EL)ラウンド16の第1戦でポルトガル1部スポルティングと対戦した。敵地で2-2のドローとなった一戦に日本代表DF冨安健洋は後半18分からピッチに立ち、左サイドバック(SB)でプレーしたなか、英メディアは冨安のパフォーマンスに高評価を与えている。

 4日に行われたプレミアリーグ第26節のボーンマス戦(3-2)で冨安は先発出場しながらも前半のみでベンチに下がった。この試合ではベンチスタートとなった冨安だが、チームが2-2の同点に追いついた直後、DFオレクサンドル・ジンチェンコとの交代で左SBに入った。

 冨安はピッチに入った直後に、左サイドからゴール前に好クロスを供給したが、FWガブリエウ・マルティネッリのヘディングは相手GKに阻まれた。その後も冨安は安定したパフォーマンスを見せて、スポルティングにチャンスを作らせなかった。英メディア「90min」は、MFファビオ・ビエイラ、マルティネッリと並ぶチーム最高点となる「7点」の評価を与えている。

 英紙「イブニング・スタンダード」は、冨安に「6点」の採点を付け、「左SBで出場して、堅実なプレーを見せる。利き足ではない足でも、問題なくプレーした」と左足でのキックも評価した。

 英紙「ザ・サン」も「6点」で、「チームメイトが穴を空けたポジションを埋め、左サイドを引き締めた」と守備面を評価。英メディア「Football London」も「6点」を付けて寸評では「ベンチから出場して左SBに入り、万能性を示した。良い守備、攻撃でもしっかりとサポートしていた」と、伝えている。

 ELの試合が始まり、ミッドウィークにも試合を行うことになったアーセナル。今季は先発の座を掴み切れていない冨安だが、アピールする機会は増えてきそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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