「ミトマを選んだことに疑問」 三笘薫、プレミアMVP候補選出に韓国見解「ソン・フンミンは脱落」
元英代表DFが選出「プレミア年間MVP候補」に注目、人選への違和感指摘
イングランド1部ブライトンの日本代表MF三笘薫は、現地時間3月4日のプレミアリーグ第26節ウェストハム戦で今季リーグ戦6点目をマークした。コンスタントな活躍ぶりから、現地識者から今シーズンの年間最優秀選手(MVP)候補に推す声も出ているなか、韓国メディアは「ミトマを候補に選んだことに疑問が生じる」と見解を示している。
三笘は今季プレミア初挑戦ながらも、堂々たるパフォーマンスを披露。自慢のドリブルを武器にブライトンの攻撃を牽引する活躍を見せ、ウェストハム戦では先制点につながるPK奪取に加え、後半にはMFパスカル・グロスのお膳立てからスライディングで今季6点目を決め、チームの勝利に貢献した。
ドリブルを警戒されても敵の背後を取る動きや正確なパスで違いを見せ、英メディア「Squawka」によると、ウェストハム戦ではパス成功率93%をはじめ、デュエル勝利7回、相手ボックス内でのボールタッチ5回、タックル成功3回、チャンスクリエイト2回など印象的な数値をマーク。コンスタントな活躍ぶりから、現地識者はプレミアリーグ年間MVP候補に推している。
英国放送局「BBC」の解説者で元イングランド代表DFマイカ・リチャーズ氏は、年間MVP候補者に6名を独自に選出。マンチェスター・ユナイテッドMFカゼミーロ、FWマーカス・ラッシュフォード、マンチェスター・シティFWアーリング・ブラウト・ハーランド、アーセナルMFマルティン・ウーデゴール、MFブカヨ・サカの中に三笘の名前も挙げている。
そんななか、韓国のスポーツ・芸能総合サイト「OSEN」は「ソン・フンミンは脱落で、三笘は含まれている」とし、この人選に注目。昨季プレミア得点王のトッテナムFWソン・フンミンが今季ここまで5ゴールと振るわず、候補から脱落したことに言及しつつ、好調の三笘がピックアップされたことを伝えている。
一方で、現在得点ランク2位(18得点)のトッテナムFWハリー・ケインが選外となっていることもあり、「ミトマを今年のMVP候補に選んだことに疑問が生じる」とも指摘。リチャーズ氏は三笘の選出理由を「毎試合ゴールとアシストは記録できないが、相手DFを圧倒している」と称えているものの、人選に対する違和感を伝えていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)