浦和に不安材料…ルヴァン杯初戦で髙橋利樹&柴戸海が負傷交代 指揮官も渋い表情「実際にどのような状況なのか…」

浦和のスコルジャ監督【写真:Getty Images】
浦和のスコルジャ監督【写真:Getty Images】

高橋は取材エリアに姿を見せるも柴戸は担架で運ばれて以降姿を見せず

 J1浦和レッズは3月8日にルヴァンカップ(杯)の開幕戦で湘南ベルマーレと対戦。0-0の引き分けに終わったが、試合中に2人の負傷交代を余儀なくされたことについてマチェイ・スコルジャ監督は「メディカルの状況を見ないといけない」と渋い表情だった。

 両チームとも先週末のリーグ戦から10人ずつのスタメンを入れ替えて臨んだ。しかし、浦和にはアクシデントが起こった。前半10分過ぎに、今季ロアッソ熊本から移籍加入して公式戦初出場になったFW髙橋利樹が負傷によりプレー続行不可能となり、同15分にMF小泉佳穂との交代に。前半アディショナルタイムには相手選手とボールを挟んで競り合ったMF柴戸海が負傷。浦和は0-0で迎えたハーフタイムにMF伊藤敦樹との交代を余儀なくされた。

 髙橋は試合後の取材エリアに姿を見せ、「スプリントした時に右のハムストリングが少し痛んだ。筋肉系の怪我をしたことがないので分からないけれども、つったような感覚で痛みが出てきたのでやめておくことにした」と話した。一方の柴戸は担架で運び出されての交代から、姿を見せなかった。

 スコルジャ監督は「柴戸海と髙橋利樹のところで、メディカルの状況を見ないといけない。明日、メディカルからの報告を聞いて実際にどのような状況なのかを把握したい」と、渋い表情で話した。

 また、髙橋との交代で入った小泉は後半25分にFW興梠慎三と交代。残り時間を2人で半分ずつくらいプレーしただけに、11日のリーグ戦ヴィッセル神戸戦を見据えた部分を強く感じさせた。スコルジャ監督はこの話題について、意味ありげな笑みを浮かべながら「ピッチ内でのコンタクトが多かったので、怪我が怖くて交代しました」とコメント。小泉は「残り時間やるつもりだったけど、交代した後に次もあるからということだった」と話していた。

 前半のうちに2人をプレー続行不可能な負傷で欠くというアクシデントであり、枚数が不足しているFWで髙橋が負傷したのは痛手。ボール奪取能力に優れ途中投入でも有用な柴戸の状態も今後に向けての懸念材料になってしまった。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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