アーセナル冨安がイタリアへ戻る? ブラジル人DFとのトレード案に英メディア疑問「想像しにくい」

アーセナルでプレーするDF冨安健洋【写真:ロイター】
アーセナルでプレーするDF冨安健洋【写真:ロイター】

ユベントスDFブレーメルとの交換の可能性に意見

 イングランド1部アーセナルに所属する日本代表DF冨安健洋が、イタリア1部セリエAに戻る可能性があるとイタリアで報じられている。しかし、英メディア「The Boot Room」は、これに真っ向から反対している。

 イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」によると、アーセナルが今夏の移籍市場でイタリア1部ユベントスに所属するブラジル代表DFグレイソン・ブレーメルの獲得に乗り出しているという。しかし、アーセナルがブラジル人DFを獲得するためには、一部の選手を売却する必要があるようだ。

 記事によれば、ユベントスは4450万ポンド(約72億円)を要求するという。そしてアーセナルは冨安を交渉の一部に入れることで、この金額を下げようとしていると報じられている。ユベントスは2670万ポンド(約43億円)プラス冨安という条件では、ブレーメルを売却する予定はないという。

 これを受けて、「The Boot Room」は「アーセナルが冨安をブレーメルと交換することになれば、大きなサプライズだ。しかし、25歳は突出したDFだ。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)復帰に向けて、アーセナルは戦力補強に動くことが予想される。ブレーメルはユーベで最高の時間を過ごせていない。だが、加入する前のトリノでは突出していた。冨安の放出は驚きだと伝えたが、彼は最終ラインのすべてのポジションをこなせる。そして、彼は完ぺきなチームプレーヤーであり、自身が試合に出られない時にもチームメイトたちの成功を喜べる選手だ」と、冨安の重要性を報じた。

 その点を踏まえ「アーセナルはブレーメルに関心を示すかもしれない。だが、2000万ポンド(約32億円)の男が逆方向に行くのは想像しにくい」と、日本人DFの残留を予想している。

 今シーズンは負傷もあり、レギュラーとして活躍できているわけではない冨安だが、イングランドでは確かな評価を勝ち取っているようだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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