フットサル日本代表、6か国親善大会決勝でイランに逆転負けで準優勝フィニッシュ
FP堤優太のゴールで先制するも、第2ピリオドに4失点を喫して黒星
タイのパタヤで開催されたフットサルの6か国国際親善大会に出場しているフットサル日本代表は、3月7日に行われた決勝戦でフットサルイラン代表と対戦した。
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昨年クウェートで開催されたAFCフットサルアジアカップの決勝でも対戦した日本とイラン。この時は日本がイランを3-2で破り、8年ぶり4度目の優勝を成し遂げていた。
日本代表を率いる木暮賢一郎監督は、「ここでイラン代表ともう一度対戦できる可能性があったことが、今回の大会に参加した理由の1つ」と語ったように、日本にとって貴重な強豪との対戦の場。一方、アジアで最強のイランにとっては、この試合はリベンジマッチだ。
この試合で先手を取ったのは、日本だった。第1ピリオド6分、イランのキックインからの攻撃をしのいだ日本は、カウンターを仕掛ける。FP堤優太がボールを運び、そのまま左足でゴールを決めて、日本が1-0とリードする。そのまま日本はイランの反撃をしのぎ、第1ピリオドをリードして折り返した。
第2ピリオドに入ると、イランはさらに攻勢を強めてくる。それでも日本はゴール前でしっかり相手に体を寄せるなど、簡単にシュートを打たせずに無失点のまま試合を進めていた。
しかし、第2ピリオド12分にイラン代表FPアガプールのシュートがクロスバーに当たると、跳ね返ったボールがFP中村充の足に当たってゴールに転がり、試合は1-1の振り出しに戻った。
さらに第2ピリオド13分にも日本は自陣でボールを失うと、最後はイラン代表のエースであり、キャプテンのFPタイエビに逆転ゴールを決められてしまう。さらに同16分にもFPアッバシの直接フリーキックが壁に当たってこぼれたところを、再びアッバシにゴールに蹴り込まれてリードを2点に広げられてしまった。
木暮監督はタイムアウトを取り、日本は試合再開のキックオフからFP水谷颯真をGKにしてパワープレーを開始。スペイン2部バルセロナBに所属するFP原田快がゴールを狙う場面もあったが、イランのゴールを破れず。逆に無人のゴールにパワープレー返しを決められて、リードを広げられてしまう。日本は試合終了のブザーまで攻めたが、2点目は上げられないまま試合終了。大会を準優勝で終えている。
(Futsal X・河合拓 / Taku Kawai)
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