バイエルン、73億円でケイン獲得プランは幻か 責任者が否定「何もない。ナンセンスだ」
サイハミジッチSDがケイン獲得を否定「シュポ=モティングと契約延長した」
ドイツ1部バイエルン・ミュンヘンは、イングランド1部トッテナムに在籍するイングランド代表FWハリー・ケインへの関心が報じられてきた。しかし、スポーツダイレクター(SD)のハサン・サイハミジッチ氏は、イングランド代表のキャプテンを獲得する意思がないことを表明している。英衛星放送「スカイ」ドイツ版が報じた。
今シーズンのバイエルンは、ポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキがスペイン1部FCバルセロナへ移籍。その穴をカメルーン代表FWエリック・マキシム・シュポ=モティングが埋め、今季通算25試合に出場して16得点4アシストを記録している。
シュポ=モティングはバイエルンとの契約を2024年まで延長したが、ファンはケインの獲得を希望しているという。だが、サイハミジッチSDは「何もない。ナンセンスだ。私たちの考えにまったくないものだ。まず、私たちはシュポ=モティングとの契約を延長している。彼が同じように続けてくれることを期待している。得点を決め続けてもらい、様子を見よう」と、コメントをしている。
一方で「まず、私たちはシュポ=モティングに満足している。夏に何が起こるかは分からない」と、夏にストライカーを獲得する可能性は否定しなかった。
報道では、バイエルンはケインを4500万ポンド(約73億円)と値付けしていたという。ケインとトッテナムの契約は2024年で満了を迎えることになるため、今夏の移籍市場で売られる可能性がある。また、記事では「トッテナムのチェアマンであるダニエル・レヴィ氏は、最低でも倍額を要求するだろう。それでもプレミアリーグのライバルに手渡すくらいなら、バイエルンへの放出を望むはずだ」と伝えている。
タイトルの獲得を望んでいるとされるケインだが、果たしてトッテナムとイングランド代表のキャプテンは、新天地を求めることになるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)