チェルシーFWフェリックスの未来はCL出場権次第? 完全移籍への道を英紙指摘
アトレティコからレンタル中も将来の契約は未定
ポルトガル代表FWジョアン・フェリックスは、冬の移籍市場でスペイン1部アトレティコ・マドリードからイングランド1部チェルシーへレンタル移籍した。来季の所属クラブが不透明な状況で、英紙「メトロ」はフェリックスがチェルシーに残る条件を報じている。
チェルシーに加入したフェリックスは、公式戦6試合に出場して1得点を記録した。ゴールに絡む回数は少ないものの、攻撃の軸として活躍を見せている。
保有権を持つアトレティコでは、ディエゴ・シメオネ監督との関係が悪化。アルゼンチン人監督がクラブに残る限り、フェリックスのアトレティコでのキャリアは続かないと見られている。
フェリックスの獲得を望むクラブはあったとしても、アトレティコが要求する8000万ユーロ(116億円)を支払えるクラブは多くない。それでも、トッド・ベーリー氏がオーナーになってから6億ポンド(982億円)を投じたチェルシーは、フェリックスの獲得に乗り出すと見られている。
そうしたなか、フェリックスは「僕がここに残りたいかどうかだけど、未来については誰もわからないと思う。僕は今、明日の試合に集中している。その後も何が起こるかは分からない。でも、僕はここで幸せだ。クラブはとても大きく、素晴らしく、クラブの人たちはとても良い人たちだから、ここにいるのが幸せだ」と、コメントしている。
現在リーグ戦でチェルシーは10位となっており、4位とは勝ち点差「11」の差がついている。来季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得するためには、今シーズンCLに優勝することが必要になると思われる。タイトルを取れなければ、来季のCL出場権に加えて、フェリックスの完全移籍での獲得の可能性も低くなりそうだ。
フェリックスは「CLはいつも特別だ。この大会は誰もがプレーしたいと思うものだ。でも、僕は今、明日のCLの試合に集中している。リーグ戦は多くの試合が残っていて、CL出場を目指して戦っている。まだ終わっていない。CLでプレーできるかは重要な決断だ。でも、未来は誰も知らない。何が起こるかを見てみよう」とコメントしている。
リーグ戦、CLを問わず、チェルシーは未来を切り開くために勝ち続けるしかないようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)