ネイマールはバルサ残留を約束していた? L・スアレスが明かすPSG行きの舞台裏「とても傷ついた」
スアレスは「すべてを勝ち獲りたいなら、ここに残れ」とアドバイス
フランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)のブラジル代表FWネイマールは、スペイン1部FCバルセロナ所属時代にアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ、ウルグアイ代表FWルイス・スアレスとピッチ内外でいい関係を築いていた。3人の頭文字から「MSN」と称されたトリデンテは、2017年8月にネイマールがPSGへ移籍したことで解体された。当時、どんな話し合いがあったかをスアレスが明かしている。英メディア「90min」が報じた。
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ネイマールは、2017年8月に移籍金2億2200万ユーロ(約321億円)でバルセロナからPSGへ移籍。メッシ、スアレス、ネイマールがともにバルサでプレーしたのは、わずか3シーズンだったが、それでもこの短期間で364ゴール171アシストという驚異的な数字を残している。
ピッチ内だけではなく、ピッチ外でも仲が良かったとされる3人だが、スアレスはネイマールが移籍する際に会話があったかを問われると「あったよ。ネイマールは友人だったから、とても傷ついた。プレシーズンで座って話をした時、彼は去らないと言っていたからね。そのことについて、僕はあまり話をしたくなかった。でも、あまりにも大きなオファーになったから、ネイマールと話しに行ったんだ。『ネイ、すべてを勝ち獲りたいなら、僕たちとここに残れ』ってね。彼は僕たちの話を聞いて『イエス、イエス、イエス。僕は残りたいよ』と言っていた」と、当時のやり取りを明かした。
「でも、彼の周りには、あまりにコントロールするのが難しいことが多すぎた。僕たちは友達として、残留するようにアドバイスした。でも、彼の決断であり、彼の家族の決断だった。僕たちは『ネイマール、イングランドのほうがいいよ。(マンチェスター・)シティに行け。そっちのサッカーのほうがいい。フランス? その後、僕たちはフランスのサッカーが一気に成長したことを知った。でも、あの時は、最善の選択は残ることだと言っていた。だから彼が決断を下した時、僕たちは唖然とした。彼は僕たちにとってとても重要だったし、彼のような選手の穴を埋めるのは簡単ではなかったからね」
現在、ネイマールとメッシは再びPSGでともにプレーしている。もし、ネイマールが残っていたら、バルセロナは現在どのようになっていただろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)