マンU主将の“無気力プレー”に非難殺到 「恥というほかない」“闘将”キーン氏が糾弾
リバプールに大敗、MFブルーノ・フェルナンデスの振る舞いに批判の矛先集中
イングランド1部マンチェスター・ユナイテッドは現地時間3月5日のプレミアリーグ第26節でリバプールと敵地で対戦。後半だけで6失点を喫し、0-7と大敗した。なかでも無気力なパフォーマンスを見せたキャプテンのMFブルーノ・フェルナンデスが酷評されている。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じた。
プレミアリーグで3位につけるユナイテッドは敵地アンフィールドで屈辱を味わった。前半を0-1で折り返すと、迎えた後半に守備陣が崩壊。FWコーディ・ガクポ、FWモハメド・サラー、FWダルウィン・ヌニェスとリバプールの先発3トップに揃って2得点を許し、さらに途中出場のFWロベルト・フィルミーノにもダメ押し点を決められた。相手のアタッカー陣に好き放題され、なす術もないまま敗れた。
屈辱の大敗のなかで特に批判の矛先を向けられているのはキャプテンマークを巻いて先発出場していたポルトガル代表MFフェルナンデスだ。元イングランド代表DFギャリー・ネビル氏は「ブルーノ・フェルナンデスはセンターサークル内で手を広げ『なぜ自分が外れないんだ?』と言っていた。後半の振る舞いは恥ずべきものだった」と指摘。低調だったパフォーマンス面だけでなく、軽い接触でも大げさに倒れ込むジェスチャーを見せるなど振る舞いからも無気力さが感じられたと酷評した。
また元アイルランド代表MFの“闘将”ロイ・キーン氏も「フェルナンデスのボディランゲージは恥というほかない。彼は才能に恵まれているが、このチームのキャプテンなんだ。腕を振り回し、走って戻りもしないなんて。そんな彼がドレッシングルームにいたらハッピーではないだろうね」とフェルナンデスに厳しい目を向けた。
また、キーン氏はチーム全体の低調な出来を受けて「彼らはクラブを失望させた。もし自分がビッグゲームでこのような敗北を喫したら、身を隠してしまうだろう」と語った。伝統ある名門クラブにとって、宿敵リバプール相手に大差をつけられての敗北はそれだけ不名誉なことだと強調していた。