リーズ戦で活躍したフォファナを称賛

　1986年のメキシコ・ワールドカップ（W杯）で6得点を挙げて得点王に輝いた元イングランド代表FWギャリー・リネカー氏が、イングランド1部チェルシーに所属する22歳について、ファンでさえも「どれだけいい選手かを知らない」などと絶賛した。英紙「メトロ」が報じている。

　チェルシーは、3月4日に行われたプレミアリーグ第26節リーズ・ユナイテッド戦で1-0と勝利。この試合で唯一のゴールを挙げたのが、フランス代表DFウェズレイ・フォファナだった。勝利から見放されていたチェルシーに、公式戦7試合ぶりの勝利をもたらしたフォファナを、リネカー氏は称賛した。

　現役時代、レスター・シティで活躍したリネカー氏は、2020-21シーズンから昨夏に移籍金7000万ポンド（約114億円）でチェルシーに移るまで、自分の古巣でプレーしていたフォファナに注目していたという。

　チェルシー加入後は、負傷に苦しんでいたフォファナだが、リネカー氏は「チェルシーを応援している友人たちに『この子がどれだけいい選手か、君たちはまだ知らない』と言ったんだ。彼はチェルシーに加入してから、ずっと負傷をしていた。でも、彼はとても特別なんだ」と、才能に惚れ込んでいる様子だ。

　元イングランド代表MFダニー・マーフィー氏も、「フォファナ、彼はとてつもない選手だ。私からすると、彼がベン・チルウェルをマン・オブ・ザ・マッチにしたようなものだ。彼のパスは素晴らしい。ボールを持っても安定していて、ボックス内で脅威になる。チアゴ・シルバが不在の数週間、チェルシーにとっては重要な時だ」と、守備の要となるブラジル代表DFの穴を埋めることを期待した。

　下位に低迷するチェルシーに貴重な勝ち点3をもたらしたフォファナは、この先も継続的な活躍を見せてチームを浮上させる存在となり得るだろうか。