イニエスタが悲劇に涙… バレンシアDFのタックルで右膝靭帯損傷、長期離脱の危機

バルサに衝撃走る 自らベンチに交代を要求

 バルセロナのスペイン代表MFアンドレス・イニエスタが、22日の敵地バレンシア戦の前半11分にアルゼンチン代表MFエンゾ・ペレスのタックルを受け、右膝を負傷。担架に運ばれて号泣しながらピッチを去るアクシデントに巻き込まれた。スペイン地元紙「スポルト」は重傷と報じ、クラブは右膝外側側副靱帯の損傷と発表している。

 メスタージャ・スタジアムのピッチで悲劇が起きた。前半11分、ボールを運ぶイニエスタにペレスが襲いかかる。タックルを仕掛けたペレスの伸ばした右足と左太ももに挟まれたイニエスタの右足がありえない方向に曲がる。ピッチに倒れこんだ司令塔は悶絶し、すぐに自ら交代のサインを出した。

 担架に乗ったイニエスタは、手で顔を抑えながら号泣。スペイン代表とバルセロナで栄光を手にしてきた輝かしいキャリアに、影響を与えかねない重傷と見られているが、ペレスには警告すら出されず、イニエスタはそのままクロアチア代表MFラキティッチと交代となった。

 スポルト紙は「イニエスタが重傷」「バルセロナに衝撃」と速報している。2年連続でリーガ優勝を果たしている王者バルセロナだが、不世出の天才司令塔の重傷危機という試練に直面することになりそうだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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