アーセナル、プレミア史上2例目の劇的逆転劇 開始9秒の失点、終了間際の勝ち越し弾で歴史的一戦に
ボーンマス戦で3-2の逆転勝利を飾ったアーセナル、レアケースとなる展開に
イングランド1部アーセナルは現地時間3月4日に行われたプレミアリーグ第26節のボーンマス戦で3-2の勝利を収めた。開始9秒で失点するなど2点のリードを奪われる展開となったアーセナルだったが、試合終了間際の決勝点で手にした白星はプレミアリーグ史上2例目の劇的な逆転劇だったようだ。
本拠地エミレーツにボーンマスを迎えたアーセナル。キックオフ直後にロングボールでの展開から一気にエリア内にボールを運ばれ、MFフィリップ・ビリングに押し込まれて先制点を献上した。データ会社「オプタ」によれば、プレミアリーグ歴代2番目の早さとなる9秒11でのゴールだった。
出鼻をくじかれ、後半12分にも失点して2点のリードを許したアーセナルだったが、同17分にMFトーマス・パーティがネット揺らすと、その8分後にはDF冨安健洋に代わって途中出場していたDFベン・ホワイトが同点ゴールを決める。そして同アディショナルタイム7分、同じく途中出場のMFリース・ネルソンが左足の強烈なシュートを叩き込み、逆転勝利を飾った。
「オプタ」によれば、試合開始1分までにビハインドを背負ったチームが90分台の得点で勝利を収めたのはプレミアリーグの歴史上でもわずか2例目のレアケースで、唯一の前例も2007年にフルハム相手に勝利したアーセナルのものだったという。
逆転勝利は今季のプレミアリーグで5試合目。ミケル・アルテタ監督の下で首位を走る“ガナーズ”は抜群の勝負強さを備えていると言えそうだ。
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