女子フットサル選手権、女子Fリーグの西宮が地域CL女王の磐田を破り2大会連続3位に
今シーズン限りで現役引退のFP窪田美月が1ゴール2アシストで有終の美
第19回JFA全日本フットサル選手権は3月5日に大会最終日を迎え、3位決定戦では女子FリーグのSWHレディース西宮と東海1部リーグに所属し、地域チャンピオンズリーグを優勝したデリッツィア磐田が対戦した。
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所属カテゴリーでは上位となる西宮は、立ち上がりからボールを保持して磐田のゴールに迫る。第1ピリオド4分には、左サイドを突破したFP高尾茜利が右サイドにボールを展開。FP窪田美月が落としたボールをFP江口未珂がゴールに決めて、西宮が先制した。これで勢いづいた西宮は、その1分後にも高尾がゴールを決めて一気にリードを2点に広げた。
準決勝で女子Fリーグのアルコ神戸に2-7という大差で敗れていた磐田は、ここから開催地代表として意地を見せる。第1ピリオド7分にキックインからの攻撃でFP寛野未恵がミドルシュートを決めると、その後も西宮を押し込むが追加点を挙げられない。
すると再び流れは西宮へ。第1ピリオド10分には高い位置で相手のボールを奪った窪田からパスを受けた江口が、この試合2点目のゴールを決めてリードを再び2点に広げた。その後、磐田はFP鈴木心菜が、西宮はFP折野沙羅が、それぞれゴールを決めて西宮が4-2とリードして第1ピリオドを終えた。
第2ピリオドに入ると、西宮が押し込む展開が続く。6分には相手のバックパスを誘発。間接FKから今季限りで現役を引退する窪田がゴールを決めて、5-2と点差を広げた。さらに10分にも磐田が攻撃でミスをすると、自陣からカウンターを仕掛けた西宮はFP佐藤朋加がボールを運び、最後はゴール前に詰めたFP網城安奈がゴールを決めて6点目を記録した。
攻撃の手を緩めない西宮は、第2ピリオド12分にもFP小川奈穂が追加点を決める。さらに17分には網城の自陣からのロングボールを巧みにトラップしたキャプテンのFP藤江沙樹がゴールを決めて8-2とした。最後は残り53秒で、FP三津山美有が落ち着いてループシュートを決め、西宮がゴールラッシュを締めくくっている。
終わってみれば西宮が女子Fリーグの強さを示す9-2のスコアで勝利。2大会連続の3位となっている。
(Futsal X・河合拓 / Taku Kawai)
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