アーセナル19年ぶり優勝へ邁進、指揮官アルテタが劇的逆転勝利に喜び爆発「生きてて良かった。特別な日」
ボーンマス戦で3-2逆転勝利、アルテタ監督が回想「最も感情的になった瞬間」
イングランド1部アーセナルは現地時間3月4日のプレミアリーグ第26節でボーンマスと対戦。2点を先行される苦しい展開となったが、後半に3点を奪って3-2で逆転勝利を飾った。指揮官のミケル・アルテタ監督は「生きてて良かった。特別な日」と喜びを爆発させた。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。
アーセナルはキックオフからわずか9秒で失点を喫するなど不安定な立ち上がりを見せると、後半12分にも追加点を許した。19年ぶりのリーグ制覇に向けて1ポイントも落とせないなか、後半に勝負強さを発揮する。
後半17分にMFトーマス・パーティがネット揺らしてその差を縮めると、その8分後にはDF冨安健洋との交代で途中出場したDFベン・ホワイトのプレミアリーグ初ゴールで同点。そして迎えた同アディショナルタイム7分、今季リーグ戦3試合目の出場だったMFリース・ネルソンが左足の強烈なシュートを叩き込み、大逆転勝利につなげた。
アーセナルは今季5度目の逆転勝利によってリーグ戦4連勝を達成。2位マンチェスター・シティとの5ポイント差をキープした。
スタジアムが熱狂に包まれた劇的な試合展開にアルテタ監督もご満悦の様子だ。試合後、「これまでで最も大きな声で、そして、最も感情的になった瞬間だったと思う」と喜びを語った。
「(決勝点が決まった時)自分がどこにいるのかを見失ったよ。走り出したら、自分がどこにいるかもう分からなかったんだ。でも、スタッフや選手やサポーターの顔が喜びに満ちているのを見たら、それだけで生きていて良かったと思えた。特別な日、そして最後には美しい経験になった。本当にドラマティックだった」
19シーズンぶりのリーグ制覇に向けて快進撃を続けるアーセナル。逆境を跳ね返して掴んだ勝利はチームにさらなる勢いをもたらすことになるだろう。