ウェストハム戦に先発の三笘、プレミアリーグ日本人最多得点記録に並ぶ6ゴール目

　イングランド1部ブライトンは現地時間3月4日、プレミアリーグ第26節でウェストハムと対戦し、4-0で勝利を収めた。先発出場した日本代表MF三笘薫は、ペナルティーキック（PK）獲得に加え、リーグ戦6ゴール目をマークするなど出色のプレーを披露したなか、英メディア「フットボール・ロンドン」は三笘と対峙した相手選手を「今季最悪の個人パフォーマンス」「なぜか三笘を見失った」と酷評している。

　三笘は16位ウェストハム戦に左ウイングでスタメン出場すると、前半17分に輝きを放つ。左サイドで大きなサイドチェンジを受けた三笘は、巧みなトラップで相手を振り切ると、そのままペナルティーエリア内にドリブルで侵入。相手MFジャロッド・ボーウェンに倒されPKを獲得し、このPKをアルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスターが冷静に決めてブライトンが先制に成功した。

　さらに2-0とリードして迎えた後半24分にも三笘が魅せる。ブライトンが華麗なパスワークで相手陣内に侵入すると、ペナルティーエリア右でボールを持ったMFパスカル・グロスがグラウンダーのクロスを供給し、相手のマークをはがした三笘がスライディングしながらゴールに押し込んだ。三笘は今季リーグ戦6ゴール目をマークし、プレミアリーグにおける日本人最多得点記録に並ぶ形となった。

　三笘がブライトンの攻撃を牽引した一方、相手選手には現地メディアから厳しい目が向けられている。英メディア「フットボール・ロンドン」は、三笘と対峙する機会が多かった右サイドバックのベン・ジョンソンに対して、10点満点中チーム最低点の「3」を与え、「おそらく今季最悪の個人パフォーマンス。前半、ロングボールに対するチャレンジがなかったにもかかわらず、なぜか三笘をエリア内で見失った」と酷評している。

　また、三笘を倒してPKを与えたボーエンについては採点「5」となり、「前半、三笘への不器用なチャレンジでブライトンにPKを献上し、マック・アリスターが冷静に決めた」「非常に悪いパフォーマンスだった」と評していた。