U-20日本代表、アジア杯白星発進! FW熊田が殊勲の2発…4分間の逆転劇で中国を2-1で下す
U-20W杯出場権獲得に向け、グループ初戦で中国と対戦
苦戦のスタートを途中出場コンビの2ゴールで乗り切った。5月のU-20ワールドカップ(W杯)アジア予選を兼ねたU-20アジアカップで、日本は3月3日に中国との大会初戦に臨んだ。試合開始直後にオウンゴールで失点するも後半にFW熊田直紀の2ゴールで2-1と逆転勝ちを収めた。
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日本はFC東京でレギュラー格のMF松木玖生らを擁して今大会に臨んでいる。この大会で5月のU-20W杯を開催するインドネシアを除く上位4チームに入れば本大会への出場権を獲得できる。
しかし、その試合は出鼻をくじかれた。立ち上がりの数分間、高い位置から一気にプレスをかけてきた中国のペースに巻き込まれると、前半6分に左コーナーキックからDF田中隼人がオウンゴール。田中の目の前にフリーで相手に入り込まれている状況でもあった。
これを気に前半の残り時間はハーフコートゲームのように日本が中国を押し込んで攻撃を続けた。松木や「10番」を背負う昨季ルヴァン杯でニューヒーロー賞を受賞したセレッソ大阪FW北野颯太といった攻撃陣のタレントがペナルティーエリア内に切り込む。しかし、最後のところで精度を欠いた。ハーフタイム直前にはゴール前でフリーになったFW坂本一彩がヘディングシュートを放つも、枠内に飛ばせなかった。
後半になっても日本は攻撃の手を緩めずに押し込み続けた。そして、後半11分に揃って途中投入されたコンビが状況を打開した。まずは同21分、J2ファジアーノ岡山で昨季の高卒デビューから出場機会を重ねるMF佐野航大が上げたクロスを、FC東京で今季トップ昇格のFW熊田直紀がヘディングで押し込んで同点ゴール。さらに4分後、再び佐野のクロスに熊田がゴール前で反応。ジャンピングボレーはヒットできなかったが、目の前にこぼれたボールを押し込んで逆転に成功した。
その後も日本は敵陣でゲームを進め、中国に反撃のチャンスは与えず。試合終了間際には松木がPKをストップされるなどボール保持率とシュート数に対して決定力は課題になったが、緊張感のあふれる初戦を逆転勝利で飾った。D組に入っている日本は、今後キルギス、サウジアラビアと対戦する。
■「AFC U-20アジアカップ ウズベキスタン2023」試合情報
グループリーグ第2戦
日本代表 vs キルギス代表
2023年3月6日(月)19時キックオフ
DAZN独占配信
グループリーグ第3戦
日本代表 vs サウジアラビア代表
2023年3月9日(木)21時キックオフ
DAZN独占配信