名将ペップも「信じられない選手」と絶賛 プレミアクラブ複数興味…イングランドの19歳MFとは?
英世代別代表のMFスコットへニューカッスル、トッテナム、ウェストハムなどが興味
イングランド2部ブリストル・シティ所属のMFアレックス・スコットに注目が集まっている。2500万ポンド(約40億9000万円)の若き10代を英紙が特集を組み紹介した。
現在19歳のスコットはリーグ戦32試合に出場し5アシストをマーク。また、FAカップ(杯)ではスウォンジー、ウェスト・ブロム相手への勝利に貢献。しかし、5回戦でプレミアリーグ上位のマンチェスター・シティと当たり0-3で力負けを喫している。
シティ戦でもフル出場したなか、英紙「ザ・サン」は「ケビン・デ・ブライネ、ベルナルド・シウバ、フィル・フォーデンといった国際色豊かな選手たちに囲まれた中盤に、10代のスター選手、アレックス・スコットがいた」とその存在に注目した。
強敵との対戦で「気後れしてしまうのも無理はない」と敗戦について触れつつ「それでも特に前半は目を見張るものがあった」と示した能力を称えている。
「スコットは見事にボールをキープし、スタイリッシュにボールを運び、ピッチの混雑したエリアでの判断は年齢を感じさせないものであった」
さらにシティを率いる名将ペップ・グアルディオラ監督も「信じられない選手」とこの青年を絶賛。「ガーンジー島出身のこの若者は、若干19歳にして世界を股に掛けているように見える」とすでにその才能の片鱗を出し始めていると指摘した。
スコットは12歳までサウサンプトンのユースチームでトレーニングを積む。記事内では「8歳の時のサマーキャンプでサウサンプトンに誘われた」と本人のコメントを基に背景を探っている。
「4年半、サウサンプトンに在籍したんだ。毎週末、飛行機で移動していたよ。毎週末、僕と父か母のどちらかが飛行機で移動していたんだ。毎週末に泊まるホテル代はクラブが負担し、飛行機代は両親が負担してくれた。サウサンプトンを退団したのは12歳のときだった。両親も大変だったと思う。4年間、毎週飛行機代を払わなければならなかった。家族で多くの犠牲を払ってきただけに、契約のオファーがなかったときは本当に辛かった」
その後、16歳の時に地元のガーンジーと契約。20年1月にはブリストル・シティU-18チームに入団し、翌年7月にトップチームと契約した。
イングランドのアンダー代表にも選出され、期待の高まるスコットに「ニューカッスル、トッテナム、ウェストハムなどプレミアリーグのクラブが、この2500万ポンドの才能に注目しているのも不思議ではない」と同紙は指摘。名将も驚いた才能は、今後どのようなキャリアを歩むだろうか。