「経験ある中堅ベテランの力も絶対必要」 ホーム最終戦後に横浜FMサポーターが横断幕でメッセージ
G大阪とのホーム最終戦は、二度リードを奪うも最終的に2-2のドロー
横浜F・マリノスは22日にJ1セカンドステージ第15節でガンバ大阪と対戦。ホーム最終戦は2-2の引き分けに終わった。試合後、サポーターが陣取るゴール裏には「タイトル奪取のために経験ある中堅ベテランの力も絶対必要」と書かれた横断幕が掲げられる一幕があった。
試合は横浜FMが前半32分にFW富樫敬真が決めて先制するも、前半アディショナルタイムにMF井手口陽介に決められて1-1のまま後半へ。後半30分には、相手のミスを突いてMF齋藤学がネットを揺らし、横浜が再びリードを奪ったが、同43分に再び井手口に決められ2-2で勝ち点1を分け合った。
今季のリーグ戦ホーム最終戦を終えて試合後にはセレモニーが行われ、長谷川亨社長やエリク・モンバエルツ監督が挨拶。そうしたなかで、スタンドではサポーターが横断幕を掲示し、そこには「タイトル奪取のために経験ある中堅ベテランの力も絶対必要」、「選手にもファンにも愛されるクラブ作りは出来ていますか?」という言葉が記されていた。
元日本代表MF中村俊輔やDF中澤佑二らベテランがいまだ主軸としてチームを支える一方、今季は若いFW富樫敬真やMF遠藤渓太、MF天野純ら若手も台頭し、平均年齢は若返った。それでもサポーターは2004年の年間優勝を最後にタイトルから遠ざかるクラブへメッセージを発信していた。
【了】
石川 遼●文 text by Ryo Ishikawa
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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