「香川真司のラストダンス」 日本への帰還に海外メディア注目、栄光を回顧「史上最高の日本人選手」
C大阪に復帰した香川のサッカー人生を振り返る
今年2月1日にJ1のセレッソ大阪へ復帰を果たした元日本代表MF香川真司は、これまで欧州で数々の経験を積んできた。そんな日本人MFのサッカー人生をスペインメディアが振り返っている。
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「香川真司のラストダンス」と題し取り上げたのは、スペインメディア「Panenka」だ。記事では「ヨーロッパでの成功の後、自分を一流選手へと飛躍させ、サッカー選手として成長させてくれたクラブ、セレッソ大阪に戻ることを決意した」と香川の日本復帰を報じている。
1989生まれの香川は現在33歳。「香川が生まれた4年後の1993年にJリーグが発足し、多くのサッカーファンがそこから未来を想像した」と成長してきた日本のリーグと香川をリンクさせ紹介した。
記事では「2010年にユルゲン・クロップ監督のボルシア・ドルトムントと契約。クロップ監督のもとで不動の地位を築き、ゴール前では最高のパフォーマンスを見せた」とドイツで名を轟かせた序章を回顧。この活躍でイングランド1部マンチェスター・ユナイテッドのアレックス・ファーガソン氏の目に留まり、12年に電撃移籍を果たす。
しかし英国の地で「馴染めなかった」香川は14年に再びドルトムントへ。「ドイツで自信を取り戻し、再び輝きを放った」と同メディアではキャリアの転機を振り返っている。
その後スペイン2部リーグのサラゴサ、ギリシャのPAOK、そしてベルギー1部のシント=トロイデンへと活躍の場を移していった香川。23年に古巣であるC大阪に帰還し「選手として生まれたクラブ、セレッソ大阪に復帰した香川は、サッカーのロマンがまだ生きていることを教えてくれた。お金だけじゃない」と記事では持論を展開している。
「香川真司があと何年プレーを続けられるかは分からないが、確実に分かっているのは、彼が史上最高の日本人選手であること、そして帰国したことでサッカーのロマンがまだ生きていることを示したことだ。お金がすべてではないのだ」
同メディアから高い評価を得た香川。帰国した日本で「ラストダンス」を迎えようとしているのか。開幕2節ですでに技術の高さを示すベテランの活躍、動向に目が離せない。
(FOOTBALL ZONE編集部)