横浜のマルティノスがゴールを取り消されて激怒! 試合後にスタンドへボールを蹴り込み警告のハプニング

後半アディショナルタイム、マルティノスがネットを揺らすもオフサイド判定

 J1セカンドステージ第15節、横浜F・マリノス対ガンバ大阪の一戦は互いに譲らず2-2の引き分けに終わった。終了間際のアディショナルタイムに横浜FMのMFマルティノスがCKからネットを揺らし、歓喜に湧く場面があったがオフサイドと判定されノーゴール。判定に納得のいかなかったマルティノスは、終了のホイッスルが鳴った後にスタンドへボールを蹴り込み、イエローカードを受けるハプニングも起きた。

 試合は横浜FMが先行し、それをG大阪が追いかける展開となった。前半32分、日本代表MF齋藤学のパスからFW富樫敬真が決めてホームチームが先制。しかし前半終了間際、ルヴァン杯ニューヒーロー賞を受賞したG大阪MF井手口陽介が左足の強烈なミドルシュートを決めて1-1で折り返した。

 後半30分、DF米倉恒貴が胸トラップでGKへバックパスしたところを横浜の背番号11、斎藤がかっさらうと、GK東口順昭をかわして再びリードを奪った。しかし、同42分、再び井手口にミドルシュートを決められ同点となった。

 後半のアディショナル5分、横浜FMは右CKで最後のチャンスを得る。MF天野純のキックからDFパク・ジョンスが頭で合わせ、ゴール前でマルティノスが押し込んだが、判定は惜しくもオフサイド。判定に不満を持ったマルティノスは試合終了のホイッスルと同時にスタンドにボールを蹴り込み、警告を受けた。

 横浜FMは勝ち点1を得るにとどまり、わずかに残されていたステージ優勝の可能性も消滅した。

【了】

石川 遼●文 text by Ryo ISHIKAWA

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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