湘南が2013年以来4度目のJ2降格 大宮に3失点を許し2試合を残して終戦

昨季旋風を巻き起こすも、2シーズンでJ2へと逆戻り

 “走るスタイル”が真骨頂の湘南ベルマーレが、大宮の地で涙に暮れた。J1セカンドステージ第15節、敵地での大宮アルディージャ戦に0-3で敗戦。2013年以来となるクラブ史上4度目のJ2降格を味わった。

 第14節終了時点で年間17位の湘南は、残留圏内の15位名古屋グランパスとの勝ち点差は8と、勝利したうえで名古屋の結果待ちという状況だった。しかし大宮を相手に前半31分、直接FKからFWムルジャに決められて先制点を許すと、その5分後にはFW泉澤仁に追加点を決められた。さらに後半7分にもムルジャに決められて万事休す。2試合を残してJ2降格が決定した。

 湘南は昨シーズン、年間順位で8位と「湘南ベルマーレ」に名称変更してから初となるJ1残留を果たした。しかし、今季開幕前には日本代表DF遠藤航(→浦和)、同MF永木亮太(→鹿島)、秋元陽太(→FC東京)、古林将太(→名古屋)ら主力メンバーが多くチームを離れ、曺貴裁監督はチームの再構築を余儀なくされた。シーズン序盤から苦戦は続き、リーグ戦初勝利はファーストステージ第9節の横浜F・マリノス戦まで待たなければならなかった。

 その後は辛抱強く勝ち点を積み上げたが、セカンドステージに入って再び失速。第3節から第12節まで10連敗。一縷の望みをかけて大宮戦に臨んだが、再昇格から2シーズンでの降格となり、またしてもJ1定着とはならなかった。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

 

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