興梠のJ1通算100ゴール達成で浦和が快勝! ステージ優勝はお預けで次節に持ち越し
興梠の一撃ゴールで浦和が先制するも、すぐに追いつかれて1-1のまま後半へ
浦和レッズが頼れるエースの2ゴールでセカンドステージ優勝に王手をかけた。22日の第15節で浦和は敵地でアルビレックス新潟と対戦。FW興梠慎三のゴールで先制すると、その後同点弾を許したものの、試合終了間際に興梠が2点目を決めて2-1で勝利した。興梠は、史上12人目のJ1通算100ゴールを達成した。
15日に延長120分間の激闘の末にPK戦で勝利を収めてルヴァン杯決勝を制してタイトルを手にした浦和は、リーグ戦で20戦無敗を続ける相性のいい新潟に対して日本代表MF柏木陽介をベンチスタートとし、MF青木拓矢をスタメン起用して臨んだ。
浦和はその相性の良さを見せるかのように前半の立ち上がりわずか7分、エースが鮮やかなゴールを決めて先制に成功した。最終ラインからDF遠藤航が相手の背後にロングボールを蹴り込むと、相手との駆け引きで裏を取った興梠の足元にピタリ。正確なトラップから持ち込んで左足シュートを決め、浦和が1-0とリードを奪った。興梠はこれがJ1通算99得点目となり、100ゴールの節目に王手が掛かった。
しかし同15分、DF森脇良太が遠藤にバックパスを出したところ、これが弱いボールになり相手FWラファエル・シルバにカットされた。シルバはスピードに乗って遠藤を抜き去ると、そのままGK西川周作と1対1になり、冷静に右足で決めた。J1残留を争う新潟にとっては、ビハインドをわずか8分で跳ね返す大きな同点ゴールになった。
その後は浦和が主導権を握ったものの、新潟もMFレオ・シルバを起点としたカウンターで浦和ゴールを脅かす一進一退の展開になった。浦和はFW高木俊幸の直接フリーキックや、高木のコーナーキックから遠藤がヘディングシュートを放つ惜しい場面こそあったもののゴールは奪えず、1-1のまま前半を終えた。