「今やパニック・バイと言われることも…」 アーセナル、ジョルジーニョら補強の動きを英評価

今冬の移籍市場でアーセナルに加わったジョルジーニョとトロサール【写真:ロイター】
今冬の移籍市場でアーセナルに加わったジョルジーニョとトロサール【写真:ロイター】

直近のリーグ戦2試合は連勝

 日本代表DF冨安健洋が所属するイングランド1部アーセナルはプレミアリーグで首位に立ち、19シーズンぶりのタイトル獲得に向けて突き進んでいる。英地元メディアはベルギー代表FWレアンドロ・トロサール、イタリア代表MFジョルジーニョを獲得した冬の移籍市場での動きが功を奏していると、高く評価した。

 アーセナルはここまで24試合で勝ち点57(18勝3分3敗)を獲得し、2位マンチェスター・シティに2ポイント差を付けている。2月に入り、リーグ戦3試合連続で勝利を逃すなど躓きもしたが、直近2試合はアストン・ビラとレスター・シティ相手に連勝を飾り、すぐに体勢を立て直している。

 英地元紙「ロンドン・イブニング・スタンダード」は「トップターゲットだったブライトンのMFモイセス・カイセドとチェルシーに移籍したFWミハイロ・ムドリクを逃した時には疑問の声が上がった。だが、ジョルジーニョとトロサールの獲得は見事に成功し、今やパニック・バイと言われることもなくなりつつある」と冬の移籍市場で加入したトロサールとジョルジーニョの2人がすでにチームにとって重要な役割を担っていることを指摘。メインターゲットを逃したなかで苦肉の策の補強との見方もあったが、そうした評価は一変したと伝えている。

 トロサールはブライトン時代からメインポジションだったサイドだけでなく、ブラジル代表FWガブリエウ・ジェズス不在のセンターフォワードとしての起用に応えた。そして、ジョルジーニョは中盤の大黒柱MFトーマス・パーティが負傷離脱した穴をしっかりと埋めてみせた。同紙は、「アーセナルは1月の時点では選択肢の少ないチームだったが、今では選択肢を持ったチームだと感じられる」と、2人の加入による戦力の充実に太鼓判を押した。

 2003-04シーズン以来のプレミアリーグ制覇を目指すアーセナルにとって、今冬は収穫の多い移籍市場だったと言えそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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