名門ユベントスが冨安獲得へ関心と伊報道、移籍動向へ英メディアが注目

　イングランド1部アーセナルに所属する日本代表DF冨安健洋にイタリア1部の名門ユベントス移籍の可能性が浮上したなか、英メディアは“実現可能”との見解を提示。「それなりの移籍金を払うというなら現金化したくなるかもしれない」と、金額次第では今夏に手放す可能性もあり得ると報じている。

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　冨安は今季プレミアリーグで19試合に出場しているが、先発出場は5試合のみ。右サイドバック（SB）での序列争いではDFベン・ホワイトに次ぐ2番手に甘んじており、2月15日に行われたプレミアリーグ第12節延期分のマンチェスター・シティ戦で先発に抜擢も痛恨のパスミスで先制点を献上。今季は評価を上げ切れない状況が続いている。

　そんななか、イタリアメディア「カルチョメルカートウェブ」はユベントスが冨安獲得へ動く可能性を指摘。アーセナルは今夏、スペイン1部バジャドリードのスペイン人DFイバン・フレスネダ獲得に向けた動きを見せる可能性が指摘され、仮にこのSBを獲得した場合、「冨安のユベントス移籍にゴーサインが出される可能性がある」という。

　イタリアメディアの報道を受け、英メディア「HITC」は「夏の移籍は実現するのだろうか？」と見出しを打ち、移籍実現の可否に見解。「ユベントスは夏の移籍市場でアーセナルから冨安健洋を獲得可能だろう」と伝え、その根拠として先発の序列争いで遅れを取っていること、フレスネダとの契約が成立する可能性を挙げた。

　記事では「もしユベントスがこの日本代表の右SBにそれなりの移籍金額を払うというなら、アーセナルは彼を現金化するかもしれない」と伝えられ、同メディアとしては手放す可能性もあり得ると見ている。守備力に定評のある冨安だが、ハムストリングの負傷癖に悩まされてきた経緯があるだけに、クラブ側がどう評価を下すのかは注目ポイントとなる。