プレミアで活躍のブライトン三笘、同僚GKが見た素顔とは? 「僕たちは彼から引き出さないといけない」
カタールW杯のプレミアリーグ8試合で4ゴールを記録
イングランド1部ブライトンの日本代表MF三笘薫は、昨年行われたカタール・ワールドカップ(W杯)後のプレミアリーグ8試合で4ゴールを記録している。プレミアリーグ挑戦1年目にかかわらず大ブレイクを見せている三笘に対し、同僚のスペイン代表GKロベルト・サンチェスがピッチ内外での違いについて明かしている。ブライトン地元メディア「SussexLive」が報じている。
今季、レンタル先のベルギー1部ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズからブライトンへ復帰した三笘は、プレミア初挑戦ながら堂々たるパフォーマンスで攻撃を牽引してきた。
サンチェスは、プレミアリーグにおける三笘の台頭について「正気の沙汰ではない」と褒めた。記事では「ブライトンのウイングは、イングランドのトップリーグにやすやすと適応して、直近13試合で7ゴールを記録している。彼の電撃的なスピードとドリブル能力を止められる相手選手はごくわずかだ」と紹介した。
ブライトンのロベルト・デ・ゼルビ監督は、「1対1の状況では世界でも最高の選手の1人だ」と三笘を称賛したが、サンチェスも同じ考えのようだ。「彼はとてもテクニックのある選手で、素早くて、鋭い。そして、彼がプレーするすべての試合でそんな姿が見られる」と、称えた。
「プレミアリーグに来て、彼の人生が変わっていく様子は、正気の沙汰ではないね。でも、僕はここまでピッチで彼を止めることができた選手を見たことがない。彼はチームにたくさんのものをもたらしてくれるし、目立った活躍ができなくても、水準に届かない時でも、彼の質は高く、とてもいい選手なんだ。僕たちは彼がチームにいてくれて、とても嬉しいよ」
ピッチ上で抜群の存在感を示す三笘だが、ピッチ外の様子は違うようだ。サンチェスは「ピッチを離れると、彼はとても静かだ。あまり多くを話さないし、僕たちは彼から引き出さないといけない。でも、彼はトップのプロ選手だ。みんながよく知るように、サッカーを続ける前に大学で勉強していたくらいね」と、話している。
相手から対策を立てられて、これまで以上に難しい状況にある三笘だが、サンチェスの言葉を聞く限り、チームメイトたちは力になってくれそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)