浦和スコルジャ監督、無得点2連敗に落胆「怒りと失望」 サポーターからブーイングも
リーグ開幕から2連敗、横浜FM戦後に指揮官が心境吐露
J1浦和レッズのマチェイ・スコルジャ監督は、リーグ開幕から2連敗となる0-2の敗戦を喫した2月25日の横浜F・マリノス戦を終え、「怒りと失望の気持ちが大きい」と落胆の思いを話した。
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スコルジャ監督はポーランドでリーグ優勝4回の実績を持ち、今季から浦和の指揮を執る。昨季までリカルド・ロドリゲス監督が率いたチームをリスペクトしつつ、「よりハイプレスを増やしたい」という考えを示してプレシーズンのトレーニングを積んだ。18日のリーグ開幕戦、FC東京戦でははやる気持ちが前面に出すぎて後半に失速するような試合運びとなり0-2で敗れていた。
一方で、この横浜FM戦の立ち上がりは昨季王者に圧倒される感じの入りになった。スコルジャ監督は「前半の立ち上がり、ミドルゾーンのプレスでマリノスへのリスペクトが大きすぎた。アグレッシブさが足りない、遅れる、マリノスに2回の決定機を作られてしまった。失点してからはより相手に寄せるようになって内容が良くなった」と話し、両サイドから危険なクロスが入る状態を抑制できず、前半18分にFWアンデルソン・ロペスに決められた先制点までの時間帯に憮然とした表情だった。
このゲームはFC東京戦と全く同じ11人をスタメンに送り込み「0-2で負けたあとに同じスタメンでいったのは少し変だと感じた人もいるかもしれない。選手たちに自信を持って戦ってもらうためにもそうした。このシーズンがスタートしたところで、ミス1回で外される状況を避けたかった」と、その理由を話した。一方で「明日(26日)、トレーニングマッチを組んでいてスタメン以外の選手が出場するので、彼らを見ながらメンバーを考えたい」と、3月4日に予定されるホーム開幕戦になる第3節のセレッソ大阪戦に向けてメンバー入れ替えの可能性を示唆した。
指揮官は「2試合プレーして勝ち点0はかなり悪い状況。開幕戦と比較してチームが進化した部分があると感じているので前向きに捉え、今後に点を取るようになれば流れを変え、イメージも変わるだろう。それをセレッソ戦でできると信じている」と話す。ここまで、昨季からの監督や選手の大半が継続している難敵相手のアウェーゲームが2試合連続という日程的な難しさを要素に挙げることはできた。しかし、この横浜FM戦の終了後にサポーターからブーイングも聞こえてきただけに、まずは序盤の正念場を迎えるC大阪戦ということになりそうだ。
(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)